恋愛がうまくいかない人の「共通した思考パターン」
イベント中に、参加者の様子をこっそり観察してると(いや、見守ってると言ってほしいんだけど笑)、なんか共通のパターンが見えてくる。
「どうせ私なんて」グループの特徴、まとめるとこんな感じ。
好きな人ができると、急に小さくなる。
会話の輪に入れなくて、端っこでスマホをいじる。 (…でもちゃんと視線は追ってる)
相手が優しくしてくれても「お世辞でしょ」で終わらせる。
「今日、話せてよかった」って言われても、「あ、どうも…」で受け取れない。心の中では、(どうせ社交辞令だし)って処理してる。
告白される前に、自分から離れる。
これ、マジで多い。「どうせフラれるなら先に離れよう」というやつ。
この3つ、心理学的に言うと「自己防衛」なんだよね。傷つく前に、先に逃げてしまう。
でも——逃げてる間は、何も起きないじゃん?
自己肯定感が低いと、恋愛でこんなことが起きる
好きな人に近づけない
うちのイベントに参加してくれたMさん(29歳・女性)の話。
受付のとき、「あ、気になる人いますか?」って軽く聞いたら、ぱっと顔を赤くして「いや…無理ですよ、あんな人」と言った。
(え、まだ話してもいないよね?)
気になってる男性、まだひと言も交わしてない。なのに「無理」。
「なんで無理だと思うんですか?」って聞いたら——「だってあの人、絶対タイプの子いるだろうし。私なんかが話しかけたら迷惑かなって」
…はぁ。
これ、相手の反応を先読みしすぎてる状態。自己肯定感が低いと、相手の気持ちを「絶対ネガティブな方向」に予測しちゃうんだよねぇ。
心理学では「認知の歪み」とも呼ばれる。現実じゃなくて、自分の頭のなかで勝手に結論を出してしまう癖。
Mさん、その日、結局その男性に一度も話しかけなかった。
でも帰り際、その男性がMさんのことを受付の私に「あの方、またいらっしゃることありますか?」って聞いてきた。
……胸がきゅっとなった、あの瞬間。
Mさんに伝えてあげられなかったのが、今でも悔しい。
告白できない・されても信じられない
「告白されたけど、なんか信じられなくて断っちゃった」
これ、うちのサークルでもちょこちょこ聞く話。
Rさん(32歳・女性)がそうだった。
好きな人からLINEで「会いたい」と言われたとき、最初の反応が「え、なんで?からかわれてる?」だったって。
(…いや、好意を持たれた可能性を、最初に消すの?)
彼女は笑いながら話してたけど、その笑いがちょっとぎこちなくて。
「本当に好きだって言われても、どうせ気の迷いだと思っちゃって」
自己肯定感が低いと、愛されることへの耐性まで下がってしまう。
「こんな自分を好きになるはずがない」という前提があるから、好意を受け取れない。
好意を受け取れないから、関係が深まらない。
深まらないから、「やっぱり私には無理」という証拠が積み重なっていく。
…この悪循環、抜け出すの大変なんだよ、本当に。
恋愛依存、または完全回避
自己肯定感が低い人の恋愛、大きく2パターンに分かれる傾向がある。
ひとつは依存型。
「この人だけが私を愛してくれる」という思い込みから、相手に過剰に執着する。連絡が来ないだけで不安で仕方なくなったり、相手の予定を全部把握しないと落ち着かなかったり。
もうひとつは回避型。
「どうせ傷つく」という予測から、そもそも近づかない。好きな人ができても、「まあ別に」とクールを装って距離を置く。
どちらも、根っこは同じ。
「自分は愛される価値があるのか?」という問いへの答えが、出せていない。
外見コンプレックスの根っこにあるもの
「自分はブサイクだから」——この言葉、何度聞いてきたかな。
でも正直に言うと、外見コンプレックスって、外見の問題じゃないことが多いんだよ。
Tさん(30歳・男性)は、自分のことを「顔がダメだから」と言い続けていた参加者。
あるとき、少し踏み込んで話を聞いてみたら——「中学のとき、好きな子に告白したら友達に言われて笑われた」という話が出てきた。
その記憶が、ずっと残ってる。
「笑われた=自分には価値がない=顔のせいだ」という回路が、あの頃に刻まれたまま、更新されていない。
コンプレックスって、過去の経験が形を変えて出てきてることが多い。
顔じゃなくて、「あの瞬間に傷ついた自分」がまだそこにいる、というイメージ。
心理カウンセリングの現場でも、外見コンプレックスの裏に幼少期や学生時代の「恥の体験」があることは、よく知られてること。
つまり——コンプレックスの対象は外見でも、傷の本体は別のところにある。
ここ、すごく大事なポイントだと私は思ってる。
自己肯定感を育てる、恋愛より先にやること
じゃあどうすればいいのか、という話をしていこう。
ただ、先に言っておきたいのは——「自己肯定感を高めよう!」という言葉、私、あんまり好きじゃないんだよね。
なんか、「今の自分には価値がないから、高めないといけない」って言われてる感じがするんだよなぁ。
だから、ここで提案したいのは「高める」じゃなくて、「気づく」こと。
① 自分の「ちゃんとしてるところ」を書き出す
毎日、小さくていい。
「今日、ちゃんと仕事した」「電車で席を譲れた」「美味しいもの食べた」
それだけ。
感情日記みたいなもんで、「私は今日もそこにいた」という記録を積み重ねる。
心理学ではこれ、「自己効力感」を育てるプロセスに近い。大きな成功体験じゃなくて、小さな積み重ねが自信の土台になる。
② 「ダメな自分」をジャッジしない練習
失敗したとき、「やっぱり私はダメだ」ってすぐに結論づけてない?
それ、ちょっと待ってほしいんだけど。
「失敗した=ダメな人間」じゃなくて、「失敗した=次どうする?」に切り替えるだけで、だいぶ変わる。
自己批判の癖って、長年のもので簡単には消えない。でも「あ、またジャッジしてるな」と気づけるだけでも、かなり違う。
③ 「安全な人間関係」を増やす
これ、地味だけど一番大事かもしれない。
自己肯定感って、ひとりの内側だけで育つものじゃなくて、「この人といると安心できる」という関係の積み重ねで育つことが多い。
うちのサークルに来てくれる人の一部が、「恋愛相手を探す」よりも「ここが居心地いい」と言ってくれることがある。
最初はそれで全然いい、と私は思ってる。
安全な場所で、ちゃんと受け取ってもらえる経験を積む——それが、恋愛の準備になってたりするから。
「愛される自分」を作るのではなく「今の自分を認める」こと
最後に、これだけ言わせてほしい。
「愛されるために変わろう」という考え方、悪くないよ。清潔感を整えたり、話し方を工夫したり、それは全部いいこと。
でも——「今の自分のままでは愛されない」を前提にした努力は、どこかで限界が来る。
なぜなら、「今の自分」を認めない状態で得た恋愛は、いつも「でもいつかバレる」という不安がつきまとうから。
うちのイベントで、こんな場面があった。
参加してくれたHさん(35歳・女性)は、「外見も中身も自信ない」と言ってた人。でもある回に、なんか雰囲気が変わってて。
「最近、なんか変わりました?」って聞いたら、「カウンセリング始めたんです。別に彼氏作るためじゃなくて、自分のためだけど」って、さらりと言った。
その表情が——なんか、すごく落ち着いてたんだよね。
どこかに焦りがなかった。
その日のイベント、彼女、3人と連絡先を交換した。
見た目は、以前と変わってない。変わったのは、たぶん——「別に誰かに認められなくても、私はちゃんとここにいる」という感覚、だったんじゃないかな。

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