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ミャンマー人の愛情表現がわかる脈ありサインとミャンマー語の愛してる

金曜の夜、名札を胸につけた二十数人が、ドリンク片手にざわついてた。その隅っこに、顔を赤くしてスマホを見せ合う二人組がいたの。片方はミャンマーから来た実習生の女の子。もう片方は、彼女の一挙一動に振り回されてる日本人の彼くん。画面をのぞいたら、翻訳アプリに彼女の打った文がぽつんと浮かんでた。ごはん、食べた?まだなら、作るよ。

たったそれだけの短い文でさ。なのに彼の首筋が、じわっと湿ってるのが横から見えたんだよね。(これ、脈あり…だよな?)って顔しちゃってて(笑)

私はイベントサークルを回してて、こういう横顔をこの目で何十回とのぞいてきた。ミャンマー人パートナーがいる子の相談って、入口がだいたい似てるの。相手の気持ちが読めない。愛されてる気はするのに、確信が持てない。おまけにミャンマー語でなんて返すのが正解かもわからなくて、翻訳アプリの直訳が変で撃沈…。この二つがワンセットで刺さってる人に向けて、見てきたことを置いていくね。

目次

サインが読めないのは、あなたが鈍いからじゃない

ミャンマーの人って、好きを直接ぶつけてこない。付き合う前ほど、可愛いねなんて軽い言葉を投げない子が多いんだ。仏教の教えが根っこにあってさ、感情をむき出しにするのを良しとしない空気があるの。国民の九割が仏教徒っていう土地で育つと、奥ゆかしさが体の芯まで染みてる。

だから日本の恋愛のノリでわかりやすいアプローチを待ってると、いつまでもピンとこない。合図はもっと静かな場所に埋まってるから。言葉の壁も、これに拍車をかけるんだよね。込み入った想いほど翻訳から抜け落ちる。相手は言葉じゃなくて、行動で気持ちを手渡してくる。受け取るこっちにも、それを読む目がいるってわけ。

果物を剥いてくる彼、あれは告白だった

去年の忘年会で、看護の仕事してる子がこぼしてた話。彼氏がミャンマー人で、デートのたびに果物を剥いて持ってくるんだって。リンゴ、梨、ときどき名前も知らない南国の実。最初は(気を使わせてる?めんどくさいのかな)って、ちょっと引いてたらしいの。

違ったんだよ。あれ、まるごと告白だったの。

ミャンマーだと、好きだと口で言うのを野暮とする場面がある。代わりに果物を渡す。皮を剥く。世話を焼く。それが気持ちの手紙みたいなもので。日本人がLINEに長文を打ち込むのと同じ熱量が、剥いた一切れにぎゅっと乗ってるってわけ。彼女がそれに気づいた瞬間、腕に鳥肌がぶわっと立った、って言ってた。数か月ぶんの好きを、後からまとめて受け取っちゃった気分だったんだろうね。

小さいジェスチャーを、なんでもないって片付ける癖のある人ほど、この恋を取りこぼす。ミャンマーの愛情は、声の大きさじゃ測れないから。

ただ、逆の早合点にも一応触れとくね。ミャンマーの人って、そもそも誰にでも親切なの。徳を積むっていう仏教の考えが生活に染みてて、困ってる人を放っておけない子が多い。優しくされた=自分だけ特別、って舞い上がると、あとで転ぶこともあるんだ。サークルの子で、職場のミャンマー人女性がやたら親切だから脈ありだと信じ込んで、勇気を振り絞って連絡先を聞いたら、彼女、誰にでも同じ温度だっただけ…なんてほろ苦い報告もあった。

男の子と女の子で、出し方がちょっと違う

現場で見てると、性別で表現の色が分かれるのがおもしろい。ミャンマー人の男の子は、守る系。重い荷物を奪うように持つ、駅まで必ず送る、体調が悪いと聞けば薬を握りしめて飛んでくる。口数は少ないのに、行動のほうが先に動いちゃうタイプが目立つ。

女の子は、尽くす系とマメな連絡がセット。シャイで自分からグイグイはいかないくせに、気づけばこっちの好物を覚えてるし、疲れた顔の理由をすぐ見抜いてくる。この観察力がえぐくてさ。母国語が通じない分、相手の顔色を読む筋肉が発達してるんだと思う。

ここで一個、多くの人がやらかす勘違い。目を合わせてくれない、口数が少ない、これを脈なしと決めつけて撤退しちゃう人。逆なの。照れて視線を外すのは、意識してる裏返しだったりする。若い世代はもっとオープンな子も増えてるから、そこは相手をちゃんと見てあげてね。ひとりひとり違うのは、どの国も同じでしょ。

進むスピードが、日本と全然違う

これ、知らないと事故るやつ。ミャンマーの恋愛は、時間のかけ方が日本と別次元なの。好きな人ができてから付き合うまで、数年かける子だっているって聞く。付き合う=結婚が前提っていう感覚が根っこにあるから、軽いノリで距離を詰めると、逆に警戒されちゃうんだよね。

サークルの二次会で、ある男性がぼやいてた。いい感じだったミャンマー人の子と、三回目のデートで手をつなごうとした瞬間、すっと引かれたって。え、脈なしだった?って顔面蒼白になってたけど、私は違うと思ったの。早すぎただけ。彼女の中では、まだ手をつなぐ段階に来てなかったんだよ。婚前の関係にすごく慎重な人が多くてさ、そこを日本のテンポで攻めると、真剣度のほうを疑われる。

焦らないほうが、遠回りに見えて近道。ゆっくり信頼を積む時間そのものが、あの人たちにとっては愛情の証明だったりするんだよね。急がば回れって、こういう恋のためにある言葉なんじゃないかって、最近わりと本気で思ってる。

進み方の話で、もう一個どうしても言いたいことがある。家族に紹介されたら、それは本気度メーターが振り切ってるサイン。ミャンマーの人にとって家族は人生のど真ん中で、そこにあなたを迎え入れるのは相当な覚悟なんだよ。お寺のお参りや、身内のお祝いの席に呼ばれたら、もう一歩どころか三歩くらい踏み込んでる。ただの外食デートとは、意味の重さがまるで違う。ここまで連れていかれたら、遊びで転がされてるわけがないでしょ。むしろ、あなたのほうの覚悟が問われる番なのかもね。

マメすぎる連絡と、束縛の読み方

連絡がとにかく多い。おはようからおやすみまで、既読をつけないと電話が鳴っちゃう。飲み会に行くなら集合写真をよこせ、なんて来ることも。SNSのチェックはもう毎日。ここで日本人の多くが重い…って一歩引くの。

その重さをまるっと切り捨てる日本の淡白な恋愛観のほうが、私はよっぽど寂しいと思ってる。

ミャンマーの人が一途なのには理由があるんだよね。九割が信じる仏教では、ひとりを愛し抜くことに重みが置かれるし、あの国では不倫が法律に触れる。だから相手にも、同じ純度の一途さを求める。連絡の多さは監視じゃなくて、あなたが世界の真ん中に座ってる証拠だったりするの。

ただし、越えちゃいけない線はある。友達から引き剥がそうとする、行き先をぜんぶ許可制にする、これは愛情の顔をした支配。文化のひとことで流したらダメだよ。誰といるのって気にする嫉妬と、ひとりにさせて孤立させる管理は、まったくの別モノ。ここだけは冷たい目で見極めてほしいな。

避けて通れない、お金の話

もうひとつ、現場でよく上がる相談がお金の不安。イベントの常連だった大学生の子は、相手の親が入院したと言われて数万円を貸して、その恋ごと戻ってこなかった、ってぽつりと打ち明けてくれた。話す声が、途中でちょっと震えててね…。

こういう出来事があるせいで、あの人はお金目当てなんじゃ、って疑いが胸をよぎるのはわかる。わかるよ。でもさ、最初から金目当てと決めてかかるのも、相手への立派な失礼だと思うんだ。誠実な人のほうが圧倒的に多いって、肌で感じてる。見るべきは国籍じゃない。その人が普段お金とどう向き合ってるか、貸し借りにルーズじゃないか、そこなんだよね。恋のドキドキとお金の管理は、切り分けて考えたほうが結局あなたを守るってこと。

気持ちを、ミャンマー語で返してみる

読み取るだけじゃ片手落ち。あなたからも渡さなきゃ、この関係はずっと片側通行のまま。ミャンマーの人は母国語で気持ちを言われると、ぱっと表情がほどけるの。アプリの直訳より、たどたどしくても自分の声で言うほうが、体温ごと届く。

土台になる言葉は三つ。チッテーが、愛してる。チャイデーだと、好き。とてもを乗せたいならアヤンを頭に足して、アヤンチッテー。これで、すごく愛してる、になるんだよ。恋人そのものはチットゥーって呼ぶの。

発音は正直むずい。ラの音とか、鼻から息を抜く日本語にない響きが混じる。でもね、そこは気にしなくていいさ。カタカナ丸出しでも、あなたが自分の口で言った瞬間に勝ち。完璧なイントネーションより、噛みながら伝える不器用さのほうが深く刺さるの、この目で何度も見てきたから。

それにさ、あなたが母国語を覚えようとしてる、その努力の過程まで相手はちゃんと見てるんだよね。アプリに丸投げしない不器用な頑張りが、言葉の意味そのものより雄弁に気持ちを語ることもある。何時間もかけて発音を練習した跡って、なぜか相手に伝わっちゃうものなの。

場面で効く、ひとことの熱量

使うタイミングで、相手の反応がまるで変わる。電話の切り際にチッテーってこぼすと、声のトーンが一段やわらぐのがわかるんだ。ケンカのあとにごめんねと添えれば、張りつめてた空気の氷がすっと溶けたりする。可愛いねと言いたいなら、女の子にはラーデーを使う子が多いよ。小さくて愛おしい、みたいな空気の時はチッサヤーカウンデー。子どもや小動物にも向ける、ふわっとやわらかい褒め言葉なの。

いちばん破壊力があるのは、相手を宝物みたいに扱う短い一言。あなたは私の大事な人、そんなニュアンスの言葉を、寝る前にぽろっと送ってごらん。既読の速さで、効いてるのがバレるから(笑)

それとね、ミャンマーから来て働いてる子は、家族と離れて寂しさを抱えてることが多い。夜中に、ふっと母国が恋しくなる瞬間があるの。そういう時、そばにいるよって意味の短い言葉を一つ渡せるだけで、相手の孤独の温度がやわらぐ。豪華な言い回しはいらないんだよ。あなたのこと、ちゃんと見てるからね。それさえ伝われば、たどたどしいミャンマー語でも十分すぎるくらい効く。

ひとつ落とし穴も置いとくね。覚えたては、つい連発しちゃいがち。毎分チッテーを撃ち込むと、軽い子だと思われて逆効果なの。ミャンマーの人にとって、その言葉は安売りするものじゃない。効かせたいなら、間を置く。ふとした沈黙のあとに、一回だけ。そのほうが、相手の心臓にドキッと刺さるよ。

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