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よく笑う女性は脈あり?面白い男ほどモテない本当の理由

イベントの解散まぎわ、駅まで続く夜道。あれだけテーブルを沸かせてた男性が、ひとりで改札に吸い込まれていった。さっきまで隣でギャハハって笑ってた女性たち、誰も連絡先を聞いてないし、聞かれてもいない。あの盛り上がりは、いったい何だったの?

うちのサークルで、何百回と見てきた光景。受付に立ってると、テーブルの温度と、解散後にほんとうに連絡先が動いた組み合わせが、毎回きれいにズレてるのがわかるの。

よく笑ってくれる女性は脈ありの読み、半分はずれてる。場合によっては真逆。よく笑ってくれる子にかぎって、あなたに一ミリも興味ない、なんてことが現場では平気で起きるんだよね。残酷でしょ。でもこれが、何年もイベントの受付に立って人を見てきた側の、嘘のない答え。

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笑ってる女子、ぜんぶが脈ありじゃない

そもそも女性が笑うのって、面白いからとは限らない。場の空気がシーンとするのが、こわいだけ。気まずい沈黙を、とりあえず笑いで埋めてるだけ。初対面のテーブルで黙ってる時間って、女子にとってわりと拷問なのね。だから笑う。攻撃じゃなくて防御として、笑う。

うちのイベント常連だったMちゃんが、前にぽろっとこぼした一言。 「私、正直、誰の話でも笑うよ。笑わないと相手が気まずいでしょ。だから笑った回数で脈とか測られても、こっちは困るんだよね…」 聞いた瞬間、背筋がザワッとした。じゃあ、あの夜あんなに自信満々だった男性陣は、いったい何を見てたわけ…

笑顔には、はっきり二種類ある。口角だけがきゅっと持ち上がる、あいそ笑い。そして、目尻まで一緒にくしゃっと崩れる笑顔。後者は、頭で意図して作れない。心理学ではデュシェンヌスマイルと呼ばれていて、本物の楽しさが漏れたときだけ、目のまわりの筋肉が勝手に動く。つまり見るべきは口元じゃなくて、目。そこが死んでる笑顔は、どれだけ声が大きくても社交辞令だと思っていい。

あいそ笑いには、わかりやすい癖がある。笑い終わるのが妙に早い。会話の合間にスマホをちらっと見る。声は出てるのに、視線は別のテーブルをさまよってる。体の向きが、あなたから少しだけ逃げてる。…これ、もらってる側はまず気づかない。沸かせてる快感で、目がくもるから。あの夜の男性も、たぶんそうだった。

本気の子が見せるのは、笑いの量より差

今日いちばん持って帰ってほしいの、ここ。

好意のサインは、笑いの多さじゃなくて、落差で出る。あなたといるときだけ、笑い方が変わる子。声のトーンが半音上がる。体がすっとこっちに傾く。笑ったそばから、間を置かずに次の話題を振ってくる。三十分前にあなたがこぼした、どうでもいい一言を覚えてて、わざわざ蒸し返してくる。これが、ほんとの脈あり。

人は惹かれた相手の仕草を、無意識になぞる。グラスに口をつけるタイミング、笑うリズム、前のめりになる角度。心がそっちに向くと、体が勝手に同期しはじめるの。ミラーリングっていう現象なんだけど、これ演技ではまず再現できない。だから信用できる手がかりになる。

あと、笑いの速さも見てみて。あなたが言い終わる前に、もう肩が揺れはじめてる子。あれは身構えてない証拠。心がゆるんでると、笑いの初速が前のめりに早くなるの。逆に、ワンテンポ置いてから笑う子は、頭で一回受け止めてる。素か、処理か。速度に正直に出ちゃうんだよね。

笑った直後の三秒、ここに本音がにじむ。あいそ笑いの子は、笑い終わるとぱっと真顔に戻って、意識がスマホか別の人へ飛んでいく。脈ありの子は、笑ったあともこっちを見てるの。余韻みたいに、目がまだ笑ってる。次あなたが何を言うか、ちょっと待ってる感じ。この三秒の顔、観察する価値あるよ。

もうひとつ強いのが、あなたの笑いに乗っかってくるかどうか。ボケたら、すかさず小ボケを足してくる子。話を奪うんじゃなくて、一緒に転がそうとしてくる子。ただ受け身でケラケラしてるだけの相手とは、ここで明確に差がつく。笑いをパスし返してくるか。これ、好意の純度がかなり高いサイン。うちのイベントでカップルになった子たち、振り返るとだいたい、初日の夜から漫才みたいなテンポができてたんだよね。どっちが面白いとかじゃなくて、ただ波長が合ってた。

逆に、テーブルの全員に均等にニコニコしてる子。誰の冗談にも、同じ温度で笑い返す子。あれは育ちのいい優しさであって、あなたへの好意じゃない。判定はシンプルでしょ。あなた専用の反応が、ひとつでもあるか。見るのはそこだけでいい。

これ、LINEでも同じ罠があってさ。スタンプと(笑)を連打してくる子に舞い上がる男性、ほんと多いんだよね。でも全員に同じテンションで返してるなら、それはただの返信マナー。むしろ、文面がそっけないのに既読だけ異様に早い子のほうが、よっぽどあなたを気にしてたりする。はぁ…ややこしいよね、人の心って(笑)。

好きすぎて、逆に笑えなくなる女もいる

もうひとつ、現場で何度もだまされてきた法則。

本命の前だと、女性は逆に笑わなくなることがある。緊張で、表情が固まっちゃうの。

うちにKさんっていう、ものすごく口数の少ない男性がいてね。ジョークなんて年に一回言うかどうか。なのに、ある女性が毎回そばに座りたがった。他のテーブルではケラケラ崩れてるのに、彼の前だけ妙にぎこちない。目が合うとサッとそらす。声がだんだん小さくなっていく。あれ、この子むしろ彼が苦手なんじゃ?って、まわりはみんな勘違いしてた。

数ヶ月後、ふたりは付き合いはじめた。

あとで本人が白状するには、好きすぎて顔がこわばってたらしい。心臓の音がうるさくて、自分が何しゃべったか一個も覚えてないって。…わかる人には刺さるやつでしょ、これ。よく笑う即好き、の物差しだけで採点してたら、こういう本命をするっと取りこぼす。

ゲラゲラ笑わせてくれる相手より、なぜか前で固まっちゃう相手。後者の沈黙のほうが、ずっと重い。覚えといて損はないよ。

同じ夜に見た、ふたりの男

去年の春のイベント。同じテーブルに、対照的なふたりの男性がいた。

ひとりは、場をぐいぐい持っていけるタイプ。トークがうまくて、テーブルをずっと沸かせてた。その夜いちばん目立ってたのは、誰がどう見ても彼。

もうひとりは、その隣で聞いてるだけの、地味な男性。発言は、全体の二割もなかったと思う。

解散後、女性のひとりがこっそり私のところまで来て、連絡先を渡したいって言ったの。…地味なほうだった。

なんで?って小声で聞いたら、彼女、こう答えた。あの賑やかな人の前だと、自分はずっとお客さんでいなきゃいけない気がして疲れる。でも隣の人は、私が話してるあいだ、ちゃんとこっちを見て笑ってくれた、って。声も出ないくらいの、小さな笑い。たった一回。それで心が決まったらしい。

回す男より、受け止める男。あの夜それを目の前で見せられて、私の中の恋愛のものさしが、ぐらっと音を立てて傾いた。

面白い男がモテるって、半分ウソ

で、ここから会話と、あなた自身の魅力の話ね。

面白い男がモテる。この常識、正確には間違ってる。モテるのは、笑わせてる男じゃない。安心して笑える空気を作ってる男のほう。

切れ味のいいギャグで勝負してる人、だいたい一発屋で終わる。たしかにテーブルは沸く。でも、沸かせた本人は、いつのまにか観客の前のピエロになってるんだよね。女性が連絡先を渡したくなるのは、舞台の上で芸を披露する人じゃない。隣でだらっと、一緒にゆるく笑ってくれる人。

これ、笑いの正体を考えると腑に落ちる。人って、面白い話だから笑うんじゃないの。安心できる相手だから、笑う。たいして面白くない一言でも、信頼してる相手の口から出ると、ふっと頬がゆるむ。逆に、どんなに練り込まれたネタでも、警戒してる相手の前だと喉の奥が固まって、声が出ない。笑いは、ネタの質より関係の温度で決まる。それを裏づける研究だってあるくらい。

いつだったか、合コン慣れした男性が、用意してきたネタを順番にぶっこんでた夜があって。最初の二発は、たしかに沸いた。三発目あたりから、女性陣の笑いの語尾が乾いてくる。あー、はいはい、みたいな空気。(あ、滑ってるのに本人だけ気づいてない…)受付からそれを見てた私、手のひらにじわっと汗かいたもん。見てるこっちが苦しくなるやつ。

滑らないコツって、話術じゃないの。相手の話をちゃんと拾うこと。女性が小声でこぼした一言に、えっそれでそれで?って身を乗り出すこと。自分が笑わせる側に回ろうとした瞬間、たいてい温度がすっと下がる(笑)。聞き役にまわって、相手が勝手に話したくなる空気を作った人の周りに、気づいたら笑いがたまっていく。

女性をいじって笑いを取るタイプも、わりといる。あれ、最初の数回は機能しても、距離が縮むほど急に重たくなる。いじりって、減点方式の笑いだからね。逆に、自分のやらかしを笑い話にできる男性は、何度でも安全に笑える。ハードルが、ぜんぶ自分の側にあるから。去年のイベントでも、女性をいじって笑いを取ってた人より、昨日の自分の大失敗で自爆してた人のほうが、終盤までしっかり隣に女性が残ってたの。笑われる勇気のある男って、強いよ。

うちのイベントでダントツにモテる男性、実はほぼ無口。でも、女性が話し終わるまで絶対にさえぎらない。うなずきが、深い。ちゃんと相手の目を見る。それだけで、彼のまわりの空気はいつもふわっとあったかいの。ネタなんてひとつも言ってないのにさ。ずるいよなあ、ほんとに。

脈ありっぽい、と思ったら

差を見つけたとして、じゃあどう動くか。ここで焦ってガツガツいくと、さっき言った自販機モードに逆戻りだから気をつけてね。

やることは、派手な誘いより、小さい記憶の積み重ねのほう。彼女が前に話してた好きなもの、ぽつっとこぼしてた愚痴、笑ってたネタ。それを次に会ったとき、さらっと覚えてた体で出してみる。あ、この人ちゃんと聞いててくれたんだ、っていう小さな不意打ち。沸かせる一発より、覚えてる百個。こっちのほうが、ずっと効く。

二人になれる口実も、大げさにしないのがコツ。今度あそこのカフェ気になってるんだよね、くらいの軽さでちょうどいい。本気の子は、重たい誘い文句より、自然な流れのほうにほっとするから。

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