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自分を好きだった女性が離れていく理由と気持ちを取り戻す方法

5月のバーベキューイベントでのこと。網の前でトングを握ったまま固まっている男性がいました。ユウタさん、32歳。視線の先には、いつも彼の隣に座っていたアヤカさんの姿。その日の彼女は一度も彼と目を合わせず、別の男性の話に声を上げて笑ってたんですよね。ユウタさんの顔から、すーっと血の気が引いていくのがわかりました。炭の爆ぜる音だけがやけに大きく聞こえた、あの妙な間。

社会人イベントサークルでこの景色、数えきれないくらい見てきました。自分を好きだった女性が離れていく時って、驚くほどみんな同じ道をたどるの。で、男性側の反応もほぼ同じ。失ってから、急に追いかけたくなる。

理由と、取り戻すための動き方、見てきたことだけを書きます。

目次

女性の好意は積立式、終わる時は一括解約

女性の好きって、積立貯金に似てるんです。誘っても進展しなかった夜。既読のまま放置された週末。目の前で他の女の子を褒められた飲み会。マイナスが少しずつ積もっていって、ある日、口座ごと解約される。男性はその解約日だけを見て急に冷められたと騒ぐけど、彼女側からしたら全然急じゃない。むしろ待ちに待った末の決断なんだよね。

積もるマイナスは派手な事件とは限りません。誕生日を覚えていなかったとか、打ち明けた悩みを次に会った時に忘れてたとか、その程度の小銭。ただ小銭でも、毎週積めばまとまった額になります。

ちなみに男性の好きは、どちらかというと宝くじ式。ある日ドンと当たって、当たった瞬間が最高潮。だから、コツコツ積み立てる側の疲労が想像しづらいの。すれ違いの根っこはここ。

後日、二次会の帰り道でアヤカさんに聞いたことがあります。彼女、夜風の中でぽつりと言いました。

「2年待ったんで。もういいかなって」

2年。誘いはいつも彼女から。ユウタさんは誘われれば行くけど、自分からは動かない。優しいけど、進めない。この生殺しがどんな塩対応より削られるって、うちの女性メンバーは口を揃えます。

言い切りますね。曖昧な優しさは、振るより罪が深い。期待だけ持たせて餌をあげない関係は、相手の時間をただ燃やしてるだけだから。キープの自覚がある人、それを思いやりだと信じてるなら今日でやめた方がいいよ。

離れていく理由、現場で多いのはこの3つ

去っていく理由はおおよそ3パターンに集約されます。

ひとつめは、脈なしの確信。心理学に好意の返報性という言葉があって、人は向けられた好意を返したくなる心理が働きます。裏を返せば、いくら出しても返ってこない好意は、いつか必ず店じまいする。彼女たちは諦めたというより、確信したの。この人は私を選ばないって。

ふたつめが、自尊心を守るための撤退。好きな人に大切に扱われない時間が長引くと、女性は自分の価値ごと疑い始めるんです。会の帰り、駅のトイレで目を真っ赤にしてた子を何人も見送りました(泣)。あの段階を越えると、恋を取るか自分を取るかの二択になって、最終的に自分を選ぶ。健全すぎる選択でしょ。責める要素ゼロ。

みっつめは、シンプルに他の男性。ここ、順番を勘違いしてる人が多いんだけど、あなたへの想いが薄れたから他へ行くんじゃないの。満たされない期間に、ちゃんと向き合ってくれる人が現れただけ。バーベキューでアヤカさんと笑ってたあの男性、彼女が沈んでた時期に毎週話を聞いてた人でした。そりゃ負けるって!

年齢の事情も避けて通れません。うちのサークルは20代後半から30代が中心で、彼女たちの多くは時間を未来から逆算しています。この人と進めないなら、立ち止まってる余裕はない。冷たいんじゃなくて、計画的なの。

ついでに言うと、決断の背中を押すのはたいてい友達です。女子会という名の作戦会議で、その人はやめときなって全員一致の判決が出る。あの判決が覆った例、まだ見たことないなぁ。

いま惜しくなってる、その気持ちの正体

ここからは男性側の中身の話。

行動経済学者のカーネマンが示した損失回避の理論では、人間は得る喜びより失う痛みを2倍ほど強く感じるとされています。彼女の好意がそこにあった頃は空気みたいに扱えたのに、消えた途端、胸の奥がざわっとする。それ、恋が始まったんじゃなくて、損失のアラームが鳴ってるだけかもしれないんですよ。

毎日届く刺激への反応がだんだん薄れていく仕組みは、馴化と呼ばれます。毎週もらえる好意ほど、ありがたみの感度が下がる。彼女の想いが軽かったんじゃなく、あなたの受信側が麻痺してただけ、という話。

だからまず自分の胸に聞いてみて。彼女が欲しいのか、彼女に好かれてた自分が恋しいのか。

ユウタさんにこの質問をぶつけた夜、彼は10秒くらい黙りました。グラスの氷が崩れる音。それから絞り出すように、あいつの前だと見栄を張らなくてよかったんすよね、って。スマホを握る指が白くなってた。(あ、この人は本物だ)と内心ほっとしたのを覚えてます。この答えにたどり着けた人だけ、先へ進んでいい。承認が欲しいだけの人がここから先をやると、彼女をもう一度傷つけて終わるから。ここをうやむやなまま走った人の末路も知っています。三週間で熱が引いて、振り回された彼女だけが残りました。答えが出るまでは、動かない方がまだ誠実です。

まだ間に合うのかを見分けるサイン

正直、理由を検索してたどり着いた人が知りたいのって、理由そのものじゃないですよね。まだ間に合うのか、でしょ。

分かれ目は怒りの有無です。そっけなくされても、ちくちく嫌味を言われても、感情が動いてるうちはまだ温度がある。怒りって、期待の燃えかすだから。危ないのは、完璧ににこやかで礼儀正しく、敬語で接してくるパターン。あれは終了の合図。彼女の中であなたの席はとっくに片付けられて、テーブルクロスまで替えられてます。

冷め方にも段階があります。最初は様子見で、誘いの頻度が落ちる。次が試し行動で、わざと返信を遅らせてあなたの反応を測る。ここで動かなかった人から順に、無風地帯へ進みます。穏やかで、引っかかりがひとつもない、あの静けさ。

試し行動の現場に居合わせたこともあります。常連のミカさん、28歳。返信を二日止めてみたんです、何も来なかったら終わりにしようと思って、と打ち明けてくれました。彼からは追いの一言もなし。画面は二日間、微動だにしなかったそう。翌月、彼女は別の男性と並んでイベントに現れました。試し行動は卒業試験みたいなもので、出題に気づけない時点で採点は終わってるの。

LINEだと、返信が遅いだけならセーフ圏。短くても質問が返ってくるなら望みあり。絵文字が消えて、句点で終わって、会話を広げる気配がゼロになったら黄信号。既読すらつかなくなったら、いったん撤退の一択です。

SNSも材料になります。あなたの投稿への反応だけが消えて、本人は普通に更新してる状態は、優先順位の入れ替え完了のお知らせ。共通の友人への態度は変わらないのに自分にだけ薄い、これも同じ。通知音にビクッとしながらトーク画面を往復する夜は、今日で終わりにしましょ。

取り戻すなら、この順番しかない

女性は一度冷めたら戻らない。恋愛記事の定番フレーズだけど、この目で見てきた範囲では半分ウソです。戻らないのは、男性が何ひとつ変わらないまま追うから。変わった男のところには、戻った例が実際にある。ユウタさんがそうでした。

最初にやるのは、連絡を完全に止めること。最低2か月、できれば3か月。冷却期間って失恋ブログの常套句に聞こえるかもだけど、機能はもっと生々しくて、相手の中のうんざりした記憶の鮮度を落として、上書きの余白を作る作業なんです。心理的リアクタンスといって、人は追われるほど自由を取り戻したくなる心の働きがあるから、追うのをやめること自体が最初の一手になるわけ。

言い忘れてた、この期間のSNSパトロールは禁止ね。彼女のストーリーに男の影を探して、夜な夜な勝手に心拍数を上げる。あれは回復を遅らせるだけの自傷だから、いっそミュートしちゃうのが利口。誕生日や年末だけ送る点滅みたいな連絡も同類です。沈黙するなら徹底的に。

その空白の間に、愛想を尽かされた原因をひとつだけ潰します。ひとつでいいの。全部変えようとした人は九割がた1か月で息切れしてたから(笑)。ユウタさんの場合は、決められない自分。彼はその90日で転職を決めて、おまけに5年迷ってた一人暮らしまで始めちゃった。報告の電話、声の張りが別人で、こっちの腕にぶわっと鳥肌が立ったもん。

接点の戻し方は、軽く、短く、まず一回だけ。共通の場があるなら、そこで普通に挨拶する程度でいい。単純接触効果の知見の通り、人は顔を合わせる回数で警戒を解いていく生き物なので、いきなり距離を詰めない。ユウタさんが選んだのは、サークルの運営手伝いでした。幹事側に回ると、特定の誰かを狙わなくても全員と一言ずつ話せるから。挨拶だけで深追いしない日をしばらく続けて、三回目の参加日に彼女の方から、なんか変わりました?って。受付名簿を持つ彼の横顔を、こっそり拝みましたよね。久しぶり、元気そうだね。この距離感で十分すぎ。

そこから先は態度を一定に保つこと。前回の敗因はほぼ間違いなく温度のブレです。甘くしたり放置したりのシーソーが彼女を消耗させた。今度は会うたび同じテンションで、逃げ道つきの誘いから始める。みんなで飲むけど来る?くらいの軽さがちょうどいいの。

手応えが戻ってきたら、最後は言葉です。ここを濁すと歴史が繰り返されます。曖昧さで愛想を尽かされた人ほど、締めの一手だけは言い切る必要があるの。察してもらう恋は、もう一回終わってるんだから。ユウタさんは再会から4か月目の夜、駅前で伝えたそうです。前は俺が曖昧で悪かった、今は真剣に考えてる。アヤカさんはしばらく黙って、知ってる、変わったの見てたから、と返したとか。聞いた日、運営メンバー全員で乾杯しました!

これをやったら息の根が止まるNG行動

逆パターンも。

深夜の長文LINE。ケンジさんという参加者は、距離を置かれた直後の夜中2時に4通連投して、翌朝ブロックされました。本人いわく、打ってる最中は感動的な名文のつもりだったらしい(笑)。後日読ませてもらったら、出会いの日から振り返る大河ドラマ仕立てで、スクロールする親指が止まりませんでした。別の意味でね。閉まりかけのエレベーターに腕を突っ込むようなもので、扉は開かないし腕は痛いし、はたから見た絵面も最悪。

急に始まる毎朝のおはよう連絡も逆効果。ずっと放置してたくせに、離れた途端これをやると、女性側は好意じゃなく在庫確認として受け取ります。私が動いたから慌ててるだけね、はい確定、って。かえって見切りの正しさを証明しちゃう。

共通の友人への聞き込みもやめておいた方が身のためです。俺のこと何か言ってた?の探りは、ほぼ確実に本人へ筒抜けになります。未練の出前を取らされた側は、重いとしか感じないの。

嫉妬作戦は論外。他の女性の影をちらつかせるやつね。終わりかけの心に嫉妬は湧きません。湧くのは軽蔑だけ。飲み会で別の子の肩に手を置いてみせた人、翌週から席が三つ離れました。これで自滅した人、何人見たかなぁ。

さいごに

去年の秋、サークル宛てに一枚のハガキが届きました。連名の結婚報告。差出人はユウタさんとアヤカさんです。イベントの設営中にそれを見つけて、段ボールを抱えたまま手が止まりました。二度見どころか三度見。

離れていった彼女は、あなたを嫌いになったわけじゃない。大切にされない未来に、先回りして区切りをつけただけ。だから戻したいなら、追いかける前に、手放された自分を畳み直すのが先なんです。彼女の足が止まるとしたら、その変わりようが目に入った瞬間だけ。

トーク画面を開いては閉じてる、その指。今夜は送信じゃなくて、手帳にジムの体験予約を一件入れる方に使ってみて。3か月後のあなたが、いちばんの口説き文句になるから。

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この記事を書いた人

社会人イベントサークル『Lien -リアン-』

社会人イベントサークルを立ち上げ、
誕生日会・花見・BBQ・クリスマスなど年間を通してイベントを企画。
このブログでは、現場で得た一次情報をもとに、社会人の恋愛がうまくいくためのヒントを発信。

イベントは
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