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お父さんみたいな彼氏に惹かれる女性心理と恋愛パターンを変える方法


イベントサークルでも恋愛相談の場で繰り返し出てくるテーマ「彼氏がお父さんみたいで、なんか気持ち悪くなってきた」というやつ。最初は安心感だったのに、ある日急に「なんか…違う」ってなる。

半年ほど前、うちのイベントに参加していた27歳のAさんが打ち明けてくれたこと。彼氏は8歳年上で、仕事もできて頼りがいがあって、最初は「この人といると落ち着く」と言っていた。でもある夜のイベント後、帰り道で「最近、彼が怖くなってきた」ってぽつりと言ったんだよね。

怖い? 頼りがいがあるんじゃなかったっけ。

「怒るわけじゃないんです。でも、なんか…お父さんに報告してるみたいで」

そのとき彼女の顔は、困ったというより、なにか古い記憶に触れたような、微妙な表情をしていた。


目次

気持ち悪いと感じ始める瞬間のリアル

お父さんみたいだと感じる瞬間は、大抵こんな場面から始まる。帰宅が遅いと「ちゃんと食べた?」と連絡が来る。失敗を報告すると、それは君のここが悪いと諭される。デートプランは全部彼が決めて、自分は「ついていく」だけ。ひとつひとつは優しさのつもりなんだろうけど、積み重なるとどこか息が詰まってくる。

最初は「この人、包み込んでくれる」と感じていたものが、気づけば「なんで私、こんなに説明しなきゃいけないんだろ」に変わっている。その変化は突然じゃなくて、じわじわくるのが厄介なんだよね。

で、そこでよくある反応が「彼氏が悪いのかな」か「こんなこと思う私がおかしいのかな」の二択に陥ること。でも正直言って、どちらでもない。この感情には、もっと深い場所に根がある。


感情の転移という現象

これ、感情の転移という心理現象と深く関係している。フロイトが提唱し、現代のカウンセリング領域でも広く使われている概念で、過去の重要な人物、多くの場合は父親に向けていた感情が、目の前の別の誰かに無意識のうちに投影されてしまう状態のこと。つまり彼氏に父親を重ねているのは、彼氏がそう見えるからじゃなくて、自分の内側がそう見せているケースがある。

これを最初に学んだとき「そんな都合のいい説明ある?」って思った。でも参加者たちの話を聞けば聞くほど、当てはまる事例が多すぎて無視できなくなった。

Aさんの話に戻ると、父親が彼女に対してとにかく「正しくあれ」を求めるタイプだったらしい。成績、進路、友人関係。全部に口を出してきた父親。反発しながらも、その管理に慣れすぎていた。

結果として「誰かに全部決めてもらえる関係」に、体が馴染んでしまっていたわけ。

愛着理論の文脈で説明すると、幼少期に安全基地としての親との関係がうまく機能しなかった場合、大人になってから「コントロールされることで安心する」という逆説的なパターンが生まれやすい。だから最初は「この人、頼りになる」と感じる。安心するというより、体が反応する、みたいな感覚に近い。

でも必ずどこかで飽和する。

なぜなら、その関係の中に対等がないから。ずっと娘ポジションのままでいることへの違和感が、じわじわと気持ち悪いという言葉として出てくる。


同じタイプに惹かれ続けるのは、なぜか

同じイベントでこんな子もいた。毎回違うタイプの男性と来るのに、なぜかいつも「年上で面倒見がよくて、仕事ができる」という共通項がある30代前半のBさん。

あたし、ファザコンなのかなって自虐気味に言っていたけど、ファザコンという言葉で片付けてしまうのはちょっともったいない。

惹かれる相手のタイプが毎回同じというのは、恋愛における内的テンプレートが機能している状態。心理学でいうコア・ビリーフに近い概念で、自分が安心できる相手像、安心できる関係性のパターンが無意識に検索されて、毎回同じ引っかかり方をしてしまう。

Bさんが毎回傷つくのも、毎回同じ理由だった。最初は包んでくれるような安心感があるのに、慣れてきたころに「なんか窮屈」「意見が言えない」「子ども扱いされてる気がする」になる。

パターンを断ち切りたいなら、恋愛対象を変えるより先にやることがある。自分が父親との関係で、何を欲しかったのか、何に怒っていたのかを直視すること。地味でしんどいんだけど、唯一根本に触れる作業なんだよね。


父親との関係パターン、3つの型

父親との関係パターンは、現場で見てきた感覚だと大きく3つに分かれる傾向がある。

父親が厳格・完璧主義だったタイプは、管理される関係に慣れすぎていて、放任されると不安になる。彼氏が何も指示してこない状態を「愛されていない」と感じてしまうことも少なくない。意見を通してもらえた記憶が少ないから、自分の欲求を後ろに引っ込める癖がついている。

父親が不在・無関心だったタイプは、かまってくれる年上男性への渇望感が強い。注目してくれる人に一気に惹かれ、依存的になりやすい。承認を求める強さが、恋愛に直接流れ込んでくる。

父親が過保護だったタイプは、全部やってもらう関係が当たり前になっているので、恋愛でも「私が合わせるべき」が染み付いている。自分の欲求を後回しにすることへの違和感が、ほとんど麻痺している状態。

どれも悪いわけじゃない。ただ、そのパターンに気づかないまま恋愛を繰り返すと、毎回同じ場所で迷子になる。しかも毎回「今度は違う人」と思いながら、結果が同じになる。あれ、なんで…ってなる。


「気持ち悪い」という感情をどこに向けるか

「気持ち悪い」という言葉が出てきたとき、それがある意味ターニングポイントだと思っている。

その感情を「彼氏が悪い」と外に向けても、「こんなこと感じる自分がおかしい」と内に向けても、どちらも消化不良で終わる。じゃあどこに向けるかというと、その感情がどこから来たかを辿ること。

お父さんみたいで気持ち悪い、という感覚の下には「対等でいたい」という欲求が眠っている。親子関係の中では叶わなかった対等さへの渇望が、恋愛という場でようやく出口を求めてきている。だから気持ち悪いと感じること自体は、むしろ成長の前兆だと言い切っていい。

Aさんは結局その彼氏と別れた。でも「別れたことより、気づけたことの方がよかった」と後から言っていた。次の恋愛で、自分の意見を言えるようになったと。その変化を話してくれたとき、顔色が違った。晴れ晴れしてる、とかじゃなくて、なんか地に足がついてる感じ。背筋が伸びてた、というか。


恋愛パターンを断ち切るための、具体的な一歩

パターンを変えるためにできることを、ひとつだけ挙げるとすると「今の彼氏に感じている不満を、父親に置き換えてみる」こと。

「なんで全部決めちゃうんだろ」という不満を、父親に向けてみたとき、何が出てくるか。怒りなのか、悲しさなのか、それとも「別にもう諦めてる」なのか。

その感情の質が、恋愛パターンのコアに直結している。

もしなんか怖くて出せなかったという感覚が出てきたなら、恋愛で安心して怒れる関係を築く練習が必要だし、ずっと我慢してきたし、もういいなら、承認を外に求めない自己肯定感の土台を作るフェーズかもしれないよ。

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この記事を書いた人

社会人イベントサークル『Lien -リアン-』

社会人イベントサークルを立ち上げ、
誕生日会・花見・BBQ・クリスマスなど年間を通してイベントを企画。
このブログでは、現場で得た一次情報をもとに、社会人の恋愛がうまくいくためのヒントを発信。

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