社会人イベサーやってると毎月何十人もの男女が出会い、その後どうなったかを聞かせてもらえる立場になる。恋愛相談というより、ほぼ事後報告。「実はあの日のあと…」から始まる話を、これまで何百件と聞いてきた。
その中で、ダントツに多い相談がある。
付き合ってない男の家に行くかどうか、迷っているという話だ。
驚くのは、迷っている女性の大半が、すでに「行こうかな」という気持ちに傾いているということ。純粋に迷っているんじゃなくて、背中を押してほしいか、止めてほしいか、どっちかを求めている。それがリアルなところ。
だから、この記事では「行っていいよ!」とも「やめておけ」とも言わない。ただ、判断する前に知っておいてほしいことがある。
男が家に呼ぶとき、何を考えているか
男性が付き合ってもいない女性を家に呼ぶとき、その動機は大きく二種類に分かれる。
ひとつは、好意があって、ふたりだけの時間を自然に作りたいと思っているケース。もうひとつは、好意があるかどうかに関係なく、流れで関係を持てるかもと計算しているケース。
そして厄介なのは、この二つが同時に存在していることがある、ということ。
イベントで知り合ったMさん(当時27歳)が、こんな話をしてくれた。
「3回目のデートで彼の家に誘われたとき、すごく嬉しかったんです。でも行ってみたら、夜の雰囲気に持っていこうとしているのが見え見えで…。次の日から連絡がぱったり来なくなった」
胃のあたりが重くなるような話だよねぇ。
一方で、家デートから始まって半年後に結婚した話も聞いている。同じ状況でも、結果がまったく違う。じゃあ何が違うのか。
それは、相手の言動の細部にある。
本命に取る行動と、そうじゃない行動
現場で見てきたかぎり、本命として扱われている女性には、いくつか共通点があった。
まず、誘われるタイミング。本命に本気で好意を持っている男性は、関係を壊したくないから、わりと慎重だ。1回目や2回目のデートでいきなり家に呼ぶことはほぼない。ある程度お互いの空気感ができてから、自然な流れで誘うことが多い。
逆に、会って間もないのに、いきなり「うち来る?」と軽いノリで言ってくる場合。…これはちょっと立ち止まったほうがいいかもしれない。
次に、家での過ごし方。本命として見ている男性は、食事を用意したり、好みを事前に聞いたり、帰りの時間を気にしたりする。相手の快適さを考えた行動が自然に出る。
そういう気遣いがほぼゼロで、早い段階からふたりの距離を縮めようとしてくる場合は…まあ、わかるよね。
でも、これを伝えても「彼はどっちかわからない」という人が多い。その場合は、次の5つの判断基準を使ってほしい。
行く前に確認する、5つの判断基準
1. 自分の気持ちが整理できているか
これが一番大事。行くかどうかより先に、「もし何かあったとき、自分は後悔しないか」を考えてほしい。
好きだから行きたい。でも傷つきたくない。その両方があるなら、まだ気持ちが整理されていないサイン。行動の前に、自分の中の答えを決めておく。
2. 断れる自信があるか
「雰囲気に流されそう…」という自覚がある人は要注意だ。
イベントで知り合った女性たちに話を聞くと、後悔した経験のある人の多くが「断れなかった」と言う。断れなかったのは、相手が強引だったからだけじゃない。自分の中に「嫌われたくない」という気持ちがあって、それに負けてしまったケースが圧倒的に多い。
行く前に、断る練習をしておくのは笑えるかもしれないけど、マジで有効だよ。
3. 相手の言動に「ズレ」を感じていないか
デートの中で、「なんか違うかも」とふと思う瞬間はなかったか。
言葉は優しいのに目が笑ってない、連絡は早いのにデート中は自分の話しかしない、など。「気のせいかな」で流してしまいがちな違和感は、実はちゃんとしたシグナルだったりする。
直感って、案外あてになるんだよなぁ…。
4. 友人に伝えられるか
「今日、○○くんの家に行ってくる」と、友人に普通に話せるかどうか。
言えない理由がある場合親友に心配されそう、恥ずかしい、なんとなく隠したいそのモヤモヤは無視しないほうがいいかもしれない。
これはルール論じゃなくて、自分の中の「違和感アンテナ」がピピッと反応しているというだけの話。
5. 後で「行かなかった」ことを引きずらないか
行かなかった場合、あとあとずっと気になりそうなら、行くという選択肢もある。
恋愛において、行動しなかった後悔のほうが長引くことが多い。心理学でも、行動した後悔より行動しなかった後悔のほうが長く残りやすいとされている。ただし、それを理由に無理に動く必要もない。
行くなら、これだけ決めてから
行くと決めたなら、3つだけ決めておいてほしい。
帰る時間。終電を理由にしても、予定があると言ってもいい。「何時には帰る」と先に決めておくだけで、その場での判断がかなりラクになる。
友人への共有。「〇〇の家に行く」と誰かに伝えておく。住所まで必要はないけど、ひと言送っておくだけで、自分の安心感が違う。
自分の「これだけは嫌」のライン。事前に決めておく。その場で考え始めると遅い。頭が真っ白になったときに、決めたラインが自分を守ってくれる。
行った女性たちのリアル、うまくいった理由
イベント経由で知り合ったAさんとBさんのカップルは、4回目のデートが彼の家だった。Aさんいわく「行くって決めたとき、怖いとかじゃなくて、なんかドキドキが止まらなくて(笑)」と言っていた。
その日、彼は夕食を手作りしていて、好きな映画を聞いていたからDVDを用意してくれていたらしい。Aさんが「帰ろうかな」と言い出したとき、彼は「もう少しいてほしいけど、無理しないで」と言った。
…それ、本命の扱いだよ、完全に。
ふたりは今もつき合っている。
一方で、後悔した話もある。Cさんは「行けばなんとかなるかと思って」と言っていた。なんとかなる、の中身がふたりでズレていた。それだけの話だった。
うまくいく女性と後悔する女性の差は、相手の質だけじゃなく、自分の中に決めたものがあるかどうかだと、現場を見ていてそう感じる。
都合のいい女になるかどうかは、行く・行かないじゃない
よく「家に行ったら軽く思われる?」という相談がある。
軽く思われるかどうかは、家に行ったかどうかじゃなくて、自分の意思や行動がブレているかどうかで決まる。
堂々と、自分の気持ちを持って動いている女性を、軽く扱える男はそんなに多くない。逆に、相手の顔色をうかがいながらふわふわ動いていると、どこかでその読まれやすさにつけ込まれる。
家に行くことは、それ自体は悪いことではないからね!

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