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本命だからこそ可愛いと言わない男性心理|言葉にしない彼の本音

可愛いって、最後に言われたのいつ?

うちのサークルで知り合った子に、飲みの帰り道、ぽつりと聞かれたことがある。彼氏とは一年半。喧嘩もほぼない。それなのに、外見を褒められた記憶がひとつもないんだって。

これ、私が思ってたよりずっと多い悩みでさ。

社会人向けのイベントを長く回していると、付き合いたてから何年選手のカップルまで、距離の近いところで見ることになる。そこで意外と耳にするのが、彼が見た目を褒めてくれないって声。しかも、本命だからこそ口にしない、ってパターンが本当に少なくない。

目次

そもそも本命に可愛いと言わない男性は意外と多い

褒め言葉が多い人ほど本命、っていう図式、なんとなく信じてるよね。でも現場で見てると、逆のことがしょっちゅう起きてる。軽い相手にはスルスル可愛いが出るのに、本命の前だと急に口数が減る男の人。なんなんだろうね、あれ。

うちのイベントで司会をやってると、初対面同士の会話を端から眺める時間がたっぷりある。男性が女性に可愛いですねって言う瞬間、声のトーンが軽いんだよ。社交辞令の温度。挨拶の延長みたいなもんで、本人もそこまで考えて言ってない。

ところが、本気で気になってる子の前だと、空気が変わる。目を合わせる回数は増えるのに、言葉数は逆に減っていく。これ、何百組と見てきて確信してる傾向。可愛いが言えないんじゃなくて、簡単には言いたくない、のほうが正体に近い。

本命だからこそ可愛いを言わない男性心理

軽く見られたくない、っていうのがまず大きい。可愛い可愛いって連発する男って、女慣れしてそうに見えるじゃん。本命相手だと、そう思われるのが逆に怖いんだよね。チャラいカテゴリに放り込まれたら一発アウト、みたいな防衛本能が働いてる。

簡単に落ちたと思われたくない、っていう心理もある。好きですって全部見せた瞬間、自分の立場が下になる気がするんだって。これ、何人もの男性参加者から直接聞いた本音。可愛いを口にすることが、そのまま主導権を相手に渡すことだと、無意識に計算してる人、案外いる。かわいくないけどね(笑)。

あとはシンプルに照れ。これがいちばん多いかも。前にうちの飲み会で、好きな子と二人きりになった瞬間に固まってた男の子がいてさ。何か言いたげに口をぱくぱくさせて、結局ひねり出したのが今日寒いね、だけ。可愛いって言いたかったの、顔にでかでかと書いてあったのに。言おうとすると喉のあたりがきゅっと詰まる感じ、あるらしいよ。嘘みたいだけど本当。

言わなくても伝わってるでしょ、っていう思い込みも根深い。一緒にいる時間とか、毎回の送り迎えとか、行動でちゃんと示してるつもりなんだよ。だから言葉はわざわざいらないって判断してる。ここが、女性側とのいちばん大きなすれ違いポイントになってくる。

外見じゃなくて中身を見てる、って態度で示したい人もいる。可愛いって顔やスタイルの話でしょ、それを褒めると自分が薄っぺらく感じる、って真顔で言った男性がいた。その子のことちゃんと考えてるんだなとは思ったよ。一ミリも伝わってなかったけどさ(笑)。

過去にやらかした経験から、言葉を封印してるケースもある。前の恋愛で褒め言葉を軽く受け取られて、思いきり地雷を踏んだ。それ以来、安易に可愛いって言えなくなったっていう人。痛い目に遭った場所を覚えてる猫みたいに、同じ道をそっと避けてる。

最後に、ただ言語化がとことん下手なだけの人。これがけっこうな割合を占めてる。頭のなかには可愛いと思う気持ちがちゃんとあるのに、それを音にする回路が育ってこなかった。悪気はゼロ。本当にゼロなんだよ、これが。

なぜ男性は愛情を言葉にしないのか

ここからが、たぶん本題。可愛いを言わないって、ひとりの彼だけの問題じゃなくて、もっと手前のところとつながってる。

男の子って、感情を言葉にする練習を積まないまま大人になりがちでさ。泣くな、男だろ、で育てられた世代だと、気持ちを口に出すこと自体に慣れてない。好きとか可愛いって、彼らにとっては一度も使ったことのない筋肉みたいなもの。どう動かせばいいのか、本気でわからない。これ、サボってるわけじゃないんだよ。やり方を教わってないだけ。

愛情表現について語られる有名な考え方だと、人が愛を伝える手段はひとつじゃないとされる。言葉で伝える人もいれば、行動で示す人、そばにいる時間を割く人、触れることで伝える人もいる。チャップマンが整理した枠組みが知られてるよね。やっかいなのは、自分が得意な表現と、相手が受け取りたい表現がズレること。

彼は、車で家まで送ることで愛を伝えてるつもり。でも彼女は、たった一言の可愛いが欲しい。同じ通貨で会話してないんだよね。両替できてないお金を、お互い律儀に差し出してる感じ。どっちも出し惜しみしてるわけじゃないのに、すれ違っていく。

しかも、このズレは放っておくと年々ひらいていく。彼は、慣れた相手にわざわざ言葉を尽くす必要を感じなくなる。彼女は、最初の頃より褒められなくなったと感じて、愛が冷めたサインだと受け取る。どっちも事実を見てるのに、たどり着く結論が真逆。可愛いを言わない不安の正体って、たいていこの解釈のズレなんだよ。彼の気持ちが減ったわけじゃなく、翻訳がうまくいってないだけ、ってことが本当に多い。

男女で違う愛情表現のかたち

うちのイベントの二次会で、忘れられない場面に出くわしたことがある。

付き合って三年の彼が、彼女の話に相槌だけ打って、ちらちらスマホを見てた。彼女の眉がぴくっと動いたのを、私は隣の席で見てた。あとで彼女がトイレ前でこぼしたのは、もう冷めちゃったのかな、っていう小さな一言。声が少し湿ってた。

ところがだよ! 彼を別の席で見たら、彼女が脱いだコートを、ずっと膝の上に抱えてたんだよね。床に落とさないように、皺にならないように、両手で。本人にあとで聞いたら、可愛いとか恥ずかしくて言えないっす、って耳まで赤くして頭かいてた。はぁ両方もどかしくてさ。

女性は、言葉で愛情を確かめたい人が多い。声に出してもらって、ようやく安心できる。対して男性は行動が先に出て、言葉があとから来ない。ひどいと一生来ない。この非対称こそが、可愛い問題の正体だと私は見てる。

どっちが正しいって話じゃないよ。ただね、言わない側に悪気がないのと同じだけ、言ってほしい側のさみしさだって、ちゃんと本物。そこを片方がずっと飲み込む関係は、いつかどこかで軋みはじめる。

可愛いと言わないのは脈なし、ではない理由

不安なときって、最悪のストーリーを書きたくなるよね。褒めてくれない、だから愛されてない、だからいつか捨てられる。この三段跳び、けっこう危ない。

脈がない男の行動には、もっとわかりやすいサインが出るんだよ。連絡が雑になる。会う約束をずるずる後回しにする。体調を崩しても気にもかけない。可愛いを言わないことより、こっちのほうがよっぽど強い信号。言葉がないだけで、ほかが温かいなら、たぶん心配いらない。

逆に、可愛い可愛いってよく言うのに行動がまるで伴わない男のほうを、私は警戒する。口だけなら無限に湧いてくるからね。そっちのが、よっぽど読めない。

言葉の代わりに出る本命サイン

褒めてくれない彼でも、好きが漏れ出てる瞬間って必ずある。

体が先に動く人かどうか。重い荷物に、何も言わずすっと手が伸びる。車道側を自然に歩く。寒い日に、無言で上着をかける。これ、頭で考えてやってるんじゃなくて、勝手に体が動いてるんだよ。脳より先に、手のほうが好きって言ってる状態。

それから、記憶。前に一度だけこぼした好きな食べ物とか、苦手なものを、ちゃんと覚えてるか。可愛いの三文字より、こっちのほうがずっと手間がかかってる。心がそこに向いてないと、人の話なんて右から左に抜けていくからね。

返信の温度にも出る。文面は素っ気ないのに、こっちが落ち込んでるときだけ電話してくる子とか。雑なようでいて、肝心なところで体が動く。目線も嘘がつけない。話してるとき、視線がちゃんと顔に戻ってくるか。言葉をケチる男ほど、こういう細かいところに本音がにじみ出る。

言葉が少ない彼との付き合い方

ここで多くの女の子がやりがちなのが、察してよ作戦。なんで言ってくれないの、を心の奥に溜め込んで、態度でじわじわ匂わせるやつ。これね、いちばん通じない相手に、いちばん通じない方法でぶつけてる。完全に空振り。

言語化が苦手な男に、空気を読ませようとするのは無理ゲーなんだよ。彼らは行間が読めない。読めないっていうか、そもそも行間がそこにあること自体に気づいてない。だから、匂わせは煙にしかならない。

欲しいものは、言葉でまっすぐリクエストするのが近道。可愛いって言われると私すごく嬉しいんだよね、って事実として渡す。責めない。ただ、こうされると私の心が動くよ、っていう取扱説明書をそっと手渡す感覚。

実際にそれで空気が変わった子がいてさ。可愛いって言われたいんだ、を真正面からぶつけたら、最初は彼がぽかんと固まって、数日後にぼそっと、今日の服いいじゃん、って返ってきたんだって。でもその子、駅のホームで泣きそうになったって言ってたよ。

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