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恋敵もしつこい元彼も自滅する執着する人の末路と賢い対処法

スマホを握ったまま、彼女の指先が白くなってた。受付にいた私が声をかけても、画面から顔を上げない。三十分前に元彼から届いた、っていうメッセージ。既読をつけるかどうかで、心臓がバクバク鳴ってるのが、隣にいた私にまで伝わってきたんだよね。

うちのサークルでは、月に何度か社会人向けの飲み会やイベントをやってる。もう何年も現場で見てきて、ハッキリ言い切れることがひとつある。恋敵にせよ、別れたのに粘ついてくる元彼にせよ、人に執着して嫌がらせをする側は、放っておいても勝手に崩れていくの。例外がほぼ見当たらない。

だから先に言っちゃうと戦わなくていい。っていうか、戦うほうが確実に損する側なんだよ。理由を、見てきた現場と一緒に話していくね。

目次

横恋慕する人は、自分の手で評価を落としていく

イベント会場って、人の本性が薄皮一枚で透ける場所でさ。お酒も入るし、好きな人ができれば、隠してるつもりでも態度ににじむ。丸見えなんだよねぇ。

何年か前。うちの常連だったAさんが、本気で一人の男性に惚れた。ただ、その彼はもう別の参加者の子と、いい雰囲気になってた。横で見てた私には、これはもう勝負あったかな、って空気が読めてたの。でもAさんは引かなかった。

ここからがちょっとエグかった。彼女、意中の彼に近づきたくて、ライバルの子をチクチク下げ始めたんだよね。あの子ってこういうとこあるよね、みたいな話を、本人にじゃなくて周りにだけ、少しずつ。バレないと思ってたんでしょ。

こういう子の手口って、見てると意外とパターンが決まってる。意中の人の時間をとにかく独占する。ライバルが彼と話してると、用もないのに割って入る。二人きりの空気になりそうな瞬間を、絶妙に潰しにくるの。表向きはライバルにもニコニコしてるのに、裏では小さな棘をぽつぽつ撒いていく。本人は気づかれてないつもりなんだけど、周りの子たちはちゃんと見てるからね。

会場の空気がザワッと変わった瞬間を、いまでも覚えてる。

陰で誰かを下げてるって周りに伝わった途端、評価がひっくり返るの。Aさんが落とそうとしてた相手じゃなくて、Aさん自身の株が、音を立てて下がっていった。意中の彼は、わかりやすく距離を取ったしね。それまで普通に喋ってた他の子たちも、なんとなく半歩引いた。半年も経つ頃には、彼女はもう来なくなってた。

横恋慕から攻撃に走る人の根っこには、自分への自信のなさが居座ってることが多い。恋愛心理やカウンセリングの現場でもよく語られる話で、満たされない穴を、相手を引きずり下ろすことで埋めようとするのね。相手の足を引っ張れば、同じ高さに並べる気がする。完全な錯覚なんだけど。

正面から勝負しないで嫌がらせに逃げた人が、最後に好きな人を手にした場面を、私は一度も見たことがない。本当にゼロ! 逆にね、ライバルがどんなに妨害してきても、知らんぷりして自分を磨いてた子のほうが、気づいたら彼の隣に座ってた。これも一度や二度の話じゃないの。

ひとり、忘れられない子がいる。Dさん。彼女も意中の人を、別の参加者と取り合うかたちになってた。なのにライバルのことには一切触れなかったの。陰口どころか、その子のいいとこを普通に褒めてたくらい。代わりにやってたのは、自分の見た目と話し方を、地味にアップデートし続けること。三ヶ月後、意中の彼のほうから彼女に連絡先を聞いてた。あのときの、彼の照れた横顔ね(笑)。戦わなかった子が、いちばん自然に選ばれてたわけ。

縁って、戦ってる人のところじゃなくて、自分を生きてる人のところへ寄っていく。見てると、ちょっと怖いくらい一貫してるんだよね。

別れたのに粘ついてくる元彼が、勝手に崩れていく理由

冒頭で指先を白くしてたBさんの話に戻すね。

別れて三ヶ月。なのに元彼からの連絡が、ぴたりとも止まらなかった。深夜二時の、今なにしてる。返さないと、十件続く着信。SNSの投稿には全部、秒でいいね。職場の最寄り駅に、なぜか彼が立ってる日もあったらしい。ゾクッとするでしょ、これ。

Bさんがうちに通い始めたのは、家にひとりでいるのが怖くなったからだった。とにかく人のいる場所にいたかったんだって。会の途中、テーブルでスマホがブーッと震えるたび、彼女の肩がビクッと跳ねるのが見えた。喉のあたりがぎゅっと締まる感じ、経験ある人にはわかると思う。

ここはハッキリさせとくね。別れた相手の粘着は、放っておけばそのうち飽きる、なんて甘いもんじゃない。エスカレートして身の危険を感じる段階まで来てるなら、相手の自滅をのんびり待ってる場合じゃないんだよ。

私がBさんに伝えたのは、三つ。まず一切反応しないこと。粘着する人って、相手が困ってる反応を確認できた瞬間に、燃料が満タンになる。火事を見物しに来る放火犯と、構造がそっくりなの。反応がゼロだと、ぶつける先を失う。それから、届いた連絡も、見かけた場所も、日付つきで残しておくこと。後で自分を守る証拠になるからね。最後に、少しでも怖いと感じたら、迷わず警察に相談すること。緊急じゃなくたって、相談用の窓口にかければ、これからどう動けばいいか教えてもらえる。

我慢して耐えるのが優しさだって、思い込んでる子がほんとに多いの。違うからね、それ。自分の安全をいちばん上に置くのは、わがままでもなんでもないんだよ。

で、その元彼がどうなったか、だよね。

Bさんが完全に反応を絶ってから、彼の粘着はいったん激しくなって、それからスーッと消えた。あとで風の噂で聞いたんだけど、彼はすぐ別の子と付き合って、また縛って、また振られて、をぐるぐる繰り返してたらしい。職場でも、元カノに粘着してるヤバい人、っていう札が貼られてたみたい。そういう噂って、なかなか消えないの。新しい出会いの場に行っても、どこかで過去がチラついて、本人だけがなぜかうまくいかないループに入っていく。

別れても執着する人の心理は、相手が好き、っていうより、コントロールを失うのが怖い、にずっと近い。自分の手の中から何かが出ていくのに耐えられないの。その喪失感を、相手を引き止めることで紛らわせようとしてる。だから対象が誰に変わっても、結局おんなじ筋書きを踏むんだよね。一人に固執してるように見えて、相手は割と誰でもよかったりする。はぁ…、こう書くと切ない話でもあるんだけどさ。

そういう人が、次の恋でうまくいくと思う? いかないの。粘着体質って、新しい相手にも必ず透ける。一度ついた評判は、本人が思ってるよりずっと長く、後ろをついてくるしね。彼らは自分の手で、自分の居場所をじわじわ狭めていく。

粘着するのは元彼だけじゃない、しつこい元カノもおなじ

これ、男性側からも何度も聞いた話。

うちの男性参加者のCさん。別れた元カノが、彼の行く先々に現れるようになった。共通の友人を経由して予定を探って、たまたまを装って同じ店にいる。彼の新しい交際相手のSNSを、別アカウントから延々と見張ってたことも、あとから発覚した。ゾワッとする執着の仕方でしょ。

性別が入れ替わっても、崩れ方はまるで同じだった。周りはだんだん事情を察するし、共通の友人は気まずくなって離れていく。Cさんの元カノも、最後は自分から人間関係を細らせていった。

執着とか粘着って、性別の問題じゃないの。誰のものでもない自分の時間を、誰かを見張ることに溶かしてる、っていう一点で、ぜんぶつながってる。

執着する人には、現場で見えるサインがある

恋敵にしても、別れを引きずってる人にしても、近くにいると早い段階で気配が出るの。これを知っておくと、自分が巻き込まれる前にそっと距離を取れるんだよね。

いちばんわかりやすいのは、会話が常に特定の一人に戻ること。楽しい雑談をしてても、気づけば、あの人がね、あの子がさ、って同じ名前が何度も顔を出す。頭の容量を、その相手に占領されてる証拠でしょ。

別れた相手の話をするとき、自分がどう傷ついたかより、相手をどう引き止めようとしたか、どう困らせてやったか、にやけに熱がこもる人も要注意。コントロールを手放せてないサインなの。自分の非には、ものの見事に触れない。ぜんぶ相手のせい、環境のせい。聞いてるこっちが、あれ?ってなる瞬間がくる。

相手のSNSの、どうでもいい更新までやけに詳しいのも、地味に怖いやつ。誰がいつ何を上げたか、なんでそんなに把握してるの…って。監視に時間を溶かしてる人の、わかりやすい看板なんだよね。

こういうサインが重なって見える人とは、恋愛でもそれ以外でも、近づきすぎないほうが自分の身が軽い。

恋敵も元彼も、崩れていく元は一緒

別物に見える二つのタイプ。じっくり観察してると、芯のところがつながってるんだよね。

どっちも、自分の人生から目を逸らして、他人にエネルギーを全部つぎ込んでる。ライバルを蹴落とす段取り、元カノを見張る時間。そのあいだ自分自身は、一ミリも前に進んでない。ここが効いてくるの。

人を攻撃したり粘着したりするのって、想像の何倍も消耗する。いつも誰かを気にして、次の一手を練って、バレないように神経を擦り減らして。あのカロリーを丸ごと自分磨きに回してたら、まるっきり違う人生になってただろうにね(笑)。

心理の世界では、誰かに執着して頭の中で反芻し続けること自体が、その人の心をすり減らしていくって言われてる。攻撃してる側は、加害者であると同時に、自分で自分を追い詰めてる人でもあるの。他人を引きずり下ろそうと伸ばしたその手で、いちばん深く掘ってるのは自分の足元。これが自滅の正体だと思う。誰かが上から裁いてるんじゃなくて、自分の行いがそのまま返ってきてるだけ。からくりは、拍子抜けするくらい単純なんだよ。

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