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「なんかあの人モテるよね」人当たりがいい人が恋愛で無意識にやっていること


イベント会場の隅でその女性を見たとき、胸の中に小さな疑問符が浮かんだ。

華やかな見た目じゃない。話の中心にいるわけでもない。ただ静かに笑って、誰かの話を聞いている。それだけなのに、気がつくと隣に男性が一人座っていて、少し経つともう一人増えていた。イベント終了後、その男性たちがLINEを交換しながら笑顔で店を出ていくのを見た。

……あれ。なんかあの人、モテるよね?

社会人向けの交流イベントの参加者を見てきた中で、毎回こういう人が必ず1〜2人いる。一方で、見た目も整っていて職業も安定していてトークも悪くないのに、なぜかイベントが終わるころには輪から外れているという人も、同じくらいの割合で見てきた。この差、「運」でも「スペック」でもなかったんだよね。


目次

人当たりのよさとモテは、実はセットになっている

「人当たりがよくても恋愛は別の話」という意見を見かけることがある。愛想だけで好かれるわけじゃない、という話だ。

間違いではないよ。でも逆はほぼ成立する。恋愛で自然に選ばれている人の大半が、人当たりのよさをベースに持っている。

じゃあ人当たりのよさとは何か。笑顔? 話しやすさ? 聴く姿勢? どれも外側に見える現象で、本質はもっと内側にある。「その人のそばにいると、なぜか自分が少し肯定された気分になれる」という感覚。これが正体だ。

フワッとした話に聞こえるかもしれないが、これは心理学的にも根拠のある話だ。好意を示された側は、それを返したくなるように動く。研究者たちが「好意の返報性」と呼ぶ現象で、恋愛の引力はここから始まっていることが多い。


恋愛で選ばれる人と、そうでない人の決定的な差

清潔感とか会話の聴き方とか、その手の話は他のサイトに任せる。ここで話したいのは、現場を見続けてきたからこそ気づいた話だ。

その差をひとことで言うと「相手の失敗を傷にしない能力」に尽きる。

イベント参加者のAさん(当時27歳・会社員女性)が、初対面の男性と話していた場面を今でも覚えている。その男性がちょっと言い間違いをした瞬間、Aさんは間髪入れず笑いに変えた。揚げ足を取るんじゃなく、一緒に笑う空気をつくった。イベントが終わった後、その男性からAさんに「また会いませんか」と連絡が来たと聞いた。

Aさんが特別なことをしたわけじゃない。相手の失敗を無傷にしただけだ。

心理学でいう「心理的安全性」に近い話で、人は自分が失敗しても大丈夫だと感じられる場所に居続けたいと思う。それが恋愛の入り口になることは珍しくない。


人当たりがいい人が恋愛で無意識にやっていること

現場を見続けてきた中で気づいた共通点が、3つある。

ひとつめは、返しが速いこと。

会話の返しじゃなく、相手の感情への反応が速い。相手が照れた瞬間にもう話題を変えている。相手が言葉に詰まったとき、すっと別の角度から声をかけている。この一瞬の判断が、信頼感をちくちくと積み上げていく。

ふたつめは、8割話したところで相手に投げること。

盛り上がると話しすぎてしまうのは人間として自然なことだ。でも人当たりのいい人は、8割話したところで相手にバトンを渡す。会話を自分のものにしない、という感覚が染みついている。意識してやっているわけじゃないケースが多い。それが逆に怖いところでもある。

みっつめは、覚えていること。

初対面で「趣味はカフェ巡りです」と話したとする。人当たりのいい人は2時間後の会話でそれをさりげなく使ってくる。「さっき言ってたカフェ、どんな系統が好きなんですか?」と。これを聞いた側の心拍数が上がるのは当然の話で、「ちゃんと見てくれていた」という感覚に人は思いのほか弱い。


男性が「なぜか好きになってしまう」女性に共通すること

正直、男性は分析より体感で動く生き物だ。

男性が「あの子ともっと話したい」と感じるとき、たいてい自分が楽しそうに話せている。自分の話を面白がられている。少し賢く見えている気がする。

つまり、相手を輝かせようとしているわけじゃなく、相手が輝く状況を作っているってことじゃん。

女性視点では「話しやすい」「気さく」と映るが、男性側からすると「居心地がいい」の一言に集約される。居心地のいい場所に人は繰り返し来るもので、その繰り返しが恋愛への入り口になっていく。


女性が「なんか気になる」と思う男性のパターン

女性の場合、少し違う入口がある。

私たちのイベントに何度も参加してくれていた男性参加者のBさん(30代前半・エンジニア)は、見た目も特段目立たず、トークが特別うまいわけでもない。でも毎回、複数の女性から連絡先を聞かれていた。

秘密を聞いたら、一言だった。「全員に同じ態度で接しているだけです」と。

女性は空気を読む。誰かに特別いい顔をしている男性を、その場の雰囲気で一瞬で見抜くんだよね。でもBさんは、美人でも地味でも、話が盛り上がっても盛り下がっても、全員に同じ目線・同じ笑顔・同じ返しをしていた。

それが「この人は本物だな」という感覚を生んだ。媚びていない、軸がある、自分に対しても態度が変わらないだろうという安心感。全部がそこに詰まっていた。


「人当たりのよさを演じ始めた人」が失敗するパターン

イベントでよく見るのは、会話の聴き方や相槌のテクニックを勉強してきた人が、最初の30分だけ異様に感じよく、2時間後には疲れてロボットみたいになっているパターン。

あれ、さっきと違う人みたいになってると思った経験が私たちにもある。

テクニックを意識しすぎると、人は目の前の相手よりも「自分が正しくできているか」に集中してしまう。そうなると、相手は無意識にそれを感じ取る。会話が途中から急にぎこちなくなる、あの感じだ。

人当たりのよさは、技術というより状態に近い。相手に関心が向いているとき、自分の評価を気にしていないとき、安心している状態のとき、それが自然に滲み出るものだ。

だから最初から「人当たりのいい人になろう」と目指すより、「この人の話、少し気になるな」という気持ちを丁寧に育てる方が、よっぽど早い。


人当たりが悪くなってしまう、本当の理由

人当たりが悪いと自覚している人、恋愛でなぜかうまくいかないと感じている人の多くが、過去に一度、全力で人に開いて傷ついている。

好意を出したら引かれた。正直に話したら笑われた。信じていた人に裏切られた。そういう体験が重なると、人前で自分を出さない選択をするようになる。それは自己防衛として、ごく自然な反応だ。

でもそのまま恋愛の場に出ると「壁がある人」に見える。話しかけにくい。愛想はあるけど近づきにくい。笑っているのにどこか遠い。そういう評価になる。

本人は笑っているつもりなのに、なんでそう見えるのってなるやつだ。

これはテクニックで解決できる話じゃないんだよねぇ。根っこにある「人に開いても大丈夫」という感覚を少しずつ取り戻すしかない。愛着研究の分野でも、過去の対人体験が現在の関係パターンに深く影響することは繰り返し報告されている。傷が浅いうちに気づけるかどうか、それだけの差だ。

自分が壁を作っていると気づいたとき、多くの人は「直さなきゃ」と焦る。だが焦ると逆効果で、余計に不自然になる。


人当たりを変えたら、恋愛が変わった話

イベントで出会ったCさん(29歳・営業職女性)の話をする。

Cさんはもともとコミュニケーションはうまかった。でも恋愛になるとうまくいかない、というパターンを繰り返していた。「コミュ力高いですよね」と言われるのに、距離が縮まるとフェードアウトされる。何がいけないのかわからないまま、毎回同じ結末を迎えていた。

数回イベントに参加する中で、私たちが気づいたことがある。Cさんは全員に同じトーンで接していた。初対面でも顔見知りでも、同じ笑顔・同じテンション・同じ返し。感じはいいのに、どこかフラットすぎて、相手は「自分に興味があるのか」が読めなかったんだと思う。

関心を見せることへの照れ、みたいなものがあったのかもしれない。好きだと思われたら引かれるかも、っていう防衛が働いていたのかも

ある時Cさんが変わった。「さっきの話、もう少し聞かせてほしい」という一言を、特定の人にだけ言えるようになった。それだけだ。ぞわっとするような劇的な変化じゃない。でもその後、Cさんは今のパートナーと出会った。

特定の誰かへの関心を、外に出せるかどうか。これが最後の壁だったのかもしれない。


人当たりのよさを恋愛に活かすために、今日から変えられること

全員に完璧に愛想よくしようとするのをまずやめる。人当たりのよさにはムラがある方が人間らしく映るし、全員に100点を出し続けると「自分に向けてくれている」感覚が誰にも届かない。

次に、相手の言葉を一回繰り返す習慣をつける。「カフェ巡りが好きなんですね」って。たったこれだけで、記憶力があると思われるし、ちゃんと聴いていると伝わる。これをやっている人がいかに少ないか、現場を見てきたからこそ言える。

そして、自分が少しだけ先に開くこと。

これが一番難しいっしょ。拒絶されたらどうするんだって話でもある。でも人間関係は大体、先に開いた方が先に温度が返ってくる。小さな失敗談や弱みをひとつだけ出してみると相手の呼吸が少しだけ変わるのが、わかるはずだから。

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この記事を書いた人

社会人イベントサークル『Lien -リアン-』

社会人イベントサークルを立ち上げ、
誕生日会・花見・BBQ・クリスマスなど年間を通してイベントを企画。
このブログでは、現場で得た一次情報をもとに、社会人の恋愛がうまくいくためのヒントを発信。

イベントは
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