「好きだったはずなのに、なんか…違う」
そう感じたことない?
付き合い始めた頃はあんなにドキドキしてたのに、いつの間にか隣にいる人の顔を見ても胸が何も動かなくなってる。あの感覚。しかも自分でも気づいてる。(そもそもなんで結婚したんだっけ…顔が好きだったからかな)って、ふとした瞬間に頭をよぎる感じ。
これ、実はわたしが運営している社会人イベントサークルに来てくれる参加者さんから、聞いた悩みなんだよね。
「顔で選んで後悔してます」って言葉、聞くとドキッとする。だってその一言に、本人も気づいていないいくつもの感情が詰め込まれてるから。
今日はそのリアルに向き合っていきたいと思う。
「顔で選んだ」と感じる結婚に後悔する人が増えている理由
正直言って、最近この悩みはすごく増えてる。
マッチングアプリの普及が大きいかなと思ってて。プロフィール写真を先に見て、気に入ったら話しかける、という「外見ファースト」の出会いが当たり前になった時代。最初の判断基準が顔になるのは、もう構造的にそうなってるっしょ。
「ひと目で好きになった人と結婚したんですよね。顔が本当に好みで」
以前のイベントで出会ったAさん(当時31歳・既婚)がそう話してくれた。でも次の言葉が印象的だった。
「でも今は…正直、そこじゃなかったなって思ってる」
あの時の表情、忘れられないわ。笑ってるんだけど、目が笑ってなかった。
恋愛と結婚では「見た目の優先度」が変わる理由
心理学的な話をすると、恋愛初期は「ドーパミン」「ノルアドレナリン」などのホルモンが大量に分泌されて、外見への引力がピークに達する時期。
つまり「顔が好き」っていうのは、脳がそういう状態になってるってこと。人間として超自然な反応なんだよね。
でも結婚生活って、それが落ち着いた後の話。日常のストレス、お金の問題、価値観のズレ、子育てのやり方の違い…そういうフェーズで必要になるのは、見た目じゃなくて「一緒にいて安心できるか」とか「同じ方向を向けるか」だったりする。
だから「顔で選んだ」ことへの後悔が出てくるのは、恋愛期が終わって”結婚の本番”が始まったとき。
マッチングアプリ時代に加速する「外見先行マッチング」の弊害
アプリで出会った人たちって、初対面の段階で「話せばちゃんと好きになれる人」を選ぶ機会を最初から排除してるんじゃないかって。
写真が好みじゃなかったらスワイプしない。だから「一緒にいると気が楽な人」「話が盛り上がる人」に出会う前に、可能性ごと消えていく。
外見ってどうしても変わるじゃん。10年後、20年後に「この顔に惹かれてた」だけでは愛情は維持されないっていうの、頭ではわかってるんだけどね…(それでも写真で判断しちゃうのが人間だよな)。
顔で選んで後悔する人の5つのパターン
サークルの参加者やそのご友人から聞いた話をもとにまとめてみた。あなたはどれに当てはまる?
①結婚後に外見が変わったケース
「太った」「清潔感がなくなった」「もう気を使ってくれない」。
これ、リアルによく聞くパターン。結婚前は小ざっぱりしてたのに、籍入れた途端に変わった、みたいな話。
Bさんという参加者が言っていた。「付き合ってた頃は毎回ちゃんとおしゃれしてきてた人なのに、今はもう…」って、その先を言わずに苦笑してた。(言わなくてもわかるやつ)
②性格・価値観の不一致が浮上したケース
外見への「好き」がピークにある恋愛期って、相手の嫌なところが目に入りにくい。「こんな人だと思わなかった」という衝撃は、ときめきが落ち着いた後に訪れることが多い。
③「ときめき」が消えたと感じるケース
ときめかなくなった=愛情がなくなった、と直結させてしまうパターン。でもこれ、実は必ずしも正しくないんだよね。後で詳しく話すね。
④周囲へのアピールのために選んでいたケース
「友だちに自慢したかった」「インスタ映えするカップルになりたかった」「親に見せたかった」。
正直、ここに踏み込むのはちょっと勇気いるんだけど…でもこれ、案外多いんよ。自分の欲求なのか、他人軸の欲求なのか、そこを混同したまま結婚しちゃうケース。
⑤他に好きな人ができてしまったケース
これが一番しんどいパターン。「今の夫と出会う前に縁のあった人が忘れられない」とか「結婚後に本当に好きな人が現れた」とか。
Cさん(32歳・イベント参加者)が打ち明けてくれた話。「顔で選んだ相手と結婚した後、職場で”この人と話してると時間を忘れる”って人が出てきちゃって。それで初めて気づいたんです、自分が何を求めてたかに」
その言葉を聞いた瞬間、背筋がじわっとした。
「顔で選ぶのは浅い」は本当か?恋愛心理学からの考察
これ、断言してしまいたいことがある。
外見に惹かれることは、浅くない。
外見への引力は進化的に組み込まれた本能。健康状態や遺伝的な適合性を無意識に判断する機能とも言われていて、全く「浅い」行動じゃない。
ただ。
「外見だけ」だったとき、つまり「一緒にいてどういう気持ちになるか」「何を大切にしている人か」を見ないまま選んだとき、結婚後に足元がぐらつく。
好みの顔+一緒にいて心地よい人、という重なりがあったかどうか。ここが後悔の分かれ道になることが多いんだよねぇ。
後悔を解消するための3つの問い
後悔してる人に、わたしがイベントの場でよくお伝えしていること。
①あなたが本当に求めていたものは何か
「顔が好き」の裏に何があったか、掘り下げてみてほしい。
自信を持てる相手と一緒にいたかった?安心感が欲しかった?承認されたかった?
後悔の感情って、実は「本当の自分の欲求」を教えてくれてることが多い。痛いけど、そこから目を背けないほうがいいよ。
②今のパートナーに「外見以外」で好きな部分はあるか
ゼロだと思っていても、「そういえば…」って出てくること、意外とある。
誠実なところ。子どもへの接し方。困ったときに頼りになるところ。笑いのツボが合うところ。
書き出してみると、「あれ、結構あるじゃん」ってなる人も多い。(あるいは本当になくて愕然とするかもしれないけど)
どっちにしろ、現在地を知ることが大事。
③後悔の正体は「相手」ではなく「自分の選択基準」への不満では?
これ、一番刺さるかもしれない。
「こんな人と結婚した自分が嫌だ」ではなく、「顔しか見てなかった自分の判断基準が嫌だ」っていう後悔、結構多いんよね。怒りの矛先が相手じゃなくて自分に向いてるパターン。
そこに気づくと、少し楽になれることがある。
顔で選んで後悔した結婚、どうするべきか
二択に見えるけど、そんなに単純じゃない。
関係を立て直すアプローチ
まずは「今のパートナーをどれだけ知っているか」を問い直すことから始めてみてほしい。
意外と知らなかったりする。仕事上の悩み、子どもの頃の話、本当はどんな老後を望んでいるか。対話を増やすことで「あ、こんな人だったんだ」という発見が生まれて、関係が変わることがある。
Aさんは後日、こんなメッセージをくれた。「夫とちゃんと話してみたら、知らないことだらけで。なんかちょっと、面白い人かもって思い直してる」って。
すぐに解決するものじゃないけど、それでも…ちょっと温かくなるよねぇ、そういう話。
離婚を考え始めた場合の冷静な判断軸
感情が整理できていない状態で決断しないほうがいい、というのが正直な見立て。
まずカウンセリングを利用して、「今の後悔が何に由来するのか」を整理することをすすめてる。離婚は手段であって、目的じゃないから。
自分の内側をクリアにしてから、それでも変わらないなら、向き合う選択肢のひとつとして考えてみるのがいいんじゃないかなと思う。
後悔は”本当の自分”に気づくチャンスでもある
「顔で選んで後悔した」という感情は、すごく正直な感情だと思う。
浅かったとか、間違えたとか、そう責めることに使うんじゃなくて。「じゃあ私が本当に求めてたものって何?」って問いを立てるための入口にしてほしい。
後悔って、しんどいけど嘘をつかない。
それはある意味、自分の本音が初めて正直に出てきた瞬間でもあるんだよね。
そこから逃げないで向き合った人が、次のステージに進めてる気がしてる。イベントの場で、たくさんの人を見てきた上での、偽りのない実感として。
あなたの後悔が、自分を知る扉になりますように。

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