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婚活バスツアー一人参加のコツ|30代40代50代の出会い方

集合場所の片隅で、スマホを握ったまま動けずにいる人がいる。たいてい、一人で来た方。バスのドアが開く前のあの数分、ソワソワした空気がこっちまで伝わってくるんだよね。声をかけると、ほぼ全員が同じことを言う。友達がいなくて、私だけ浮いてないですか、って。

浮いてないよ。むしろ逆なの。うちのイベントでバスを出すと、来る人の8割以上が一人参加。友達と固まってるほうが、よっぽど目立つ…。だから今日は、年代ごとのリアルと、当日そのまま使える動き方を、現場で見てきたぶんだけ書くね。

目次

まず年代を外すと、一日まるごと溶ける

一番もったいない失敗、教えるね。年代の合わないツアーに申し込むこと。これに尽きる。

会社ごとに得意な年齢層が、けっこうハッキリ分かれてるの。20代30代がメインのところ、30代40代が厚いところ、50代60代の落ち着いた回が中心のところ。同じ婚活バスツアーって看板でも、車内の温度がまるで違うわけ。

20代30代の回はテンポが速い。プロフィールシートを交換して、フリータイムでぐいぐい距離を詰めて、その日のうちに連絡先がぽんぽん飛び交う。逆に50代以上の回は、最初の自己紹介がゆっくりめ。観光地を一緒に歩きながら、じわじわ打ち解けていく流れになる。どっちが良い悪いの話じゃないの。自分の歩幅に合うほうを選ばないと、一日ずっと借りてきた猫みたいになっちゃうんだよね。

これ、忘れられない場面があってさ…35歳の女性が、たまたま20代だらけの回に来ちゃったことがあった。本人は何も悪くない。ただ、会場の話題が学生時代のノリで盛り上がっていて、彼女だけ笑顔がぴたっと固まってた。帰りのバスで窓の外をずっと見てた横顔、今でも思い出すなぁ。後日談があってね。同じ人が次に30代40代向けの回に出たら、開始10分で隣の男性と仕事の愚痴で意気投合してたの(笑)。同じ人、同じ服。変えたのは年代設定だけ。これがすべてを物語ってるよね。

30代の回は、いま一番層が厚い。結婚を現実として考えてる人が集まるから、会話が探り合いで終わらず、生活のリズムとか休日の過ごし方とか、具体的なところまで踏み込みやすい。40代になると、相手に求めるものがハッキリしてくるぶん、ミスマッチが起きにくい。お互い変に若作りせず、落ち着いて隣に座っていられる空気がある。

うちで成婚まで行った男性に、40代後半の人がいてね。若い回に出てた頃は、毎回肩を落として帰ってた。会話の輪に入れず、ぽつんと壁際にいる時間が長かったの。でも自分と同年代が中心の回に切り替えた途端、隣の人と話が噛み合うようになった。同じ時代を生きてきた人同士って、いちいち説明しなくても通じるものがあるんだよね。とにかく話が早い。

バツイチや再婚に抵抗のない回も、ちゃんと用意されてる。むしろ40代以上だと、過去に結婚歴がある人のほうが多数派だったりするから、変に隠さなくていい場が選べるの。子どもの話を普通にできる相手と出会いたいなら、最初からそういう設定の回を狙ったほうが早いし、心が削れない。

50代60代の回は、また別の良さがあるよ。旅行そのものを楽しみに来ている人が多いから、出会いを焦らせる空気がない。一緒に景色を見て、美味しいものを食べて、その延長で気が合えばそれでいい、くらいの温度。ガツガツが苦手な人には、ここが一番居心地いいかもしれない。

選び方の芯は一個だけ。自分の年代が主役になる回を選ぶこと。脇役の回で何回がんばっても、消耗していくだけなの。これは断言しておく。

当日、服装で勝負は半分ついてる

フリータイムで誰に話しかけられるか、半分は服装で決まってる。顔の造形の話じゃないよ、まったく。清潔感と、その場に合ってるかどうか。

女性で多い失敗は、気合いを入れすぎた一張羅。ヒールが高すぎて、観光地の坂を歩けなくなって、せっかくのフリータイムをずっとベンチで過ごしてた人がいたの(泣)。婚活バスツアーは動くからね。歩くし、階段もある。だから足元は、可愛さより歩けるかどうかで選んでほしい。フラットめの靴に、体のラインがほんのり出るくらいの柔らかい素材。これがいちばん、自然に話しかけられてた。

男性は逆なんだよね。決めすぎより、ちょっと隙があるくらいがちょうどいい。パリッとしすぎたジャケットより、清潔なニットの袖をくしゃっとまくってるほうが、女性陣がふわっと近づいていく。香水のつけすぎは一発アウトね。狭いバスの中で、隣の人がそっと鼻に手をやってたの、見ちゃったから…。匂いは武器にも凶器にもなる。

季節も効くよ。夏は、汗。これがほんとに勝敗を分ける。制汗シートとハンカチ、これだけで隣の人の表情が変わるの。冬は重ね着で着ぶくれしないこと。バスの中って暑いくらいだから、脱いだときにもたつかない服にしておくと、自分もラクだしスマートに見える。

髪と爪も、思ってる以上に見られてるよ。きれいにまとめた髪と、整えた指先。派手さはいらないの。清潔感って、こういう細部からにじむものだから。男性なら、無精髭をそのままにしないだけで印象がぱっと明るくなる。前髪が目にかかってると、それだけで暗く見えちゃうしね。

会話は、プロフィールシートを使い倒す

会話が苦手って人ほど、知っておいてほしいことがある。婚活バスツアーには、会話のきっかけが最初から仕込まれてるの。ゼロから絞り出さなくていい仕組みになってるんだよね。

最初の一声は、気の利いたことを言おうとしなくていいよ。今日楽しみですね、とか、どちらから来たんですか、それで十分なの。むしろ凝った言葉より、ちょっと噛んだくらいのほうが、相手の緊張までゆるむから不思議。完璧に見せようとした瞬間に、すっと距離ができちゃうんだよね。バスが動き出した最初の数分、お互いガチガチなのはみんな同じ。先に肩の力を抜いた人が、その場の流れを握っていく。

席は基本くじ引きで決まる。隣に座った異性とプロフィールシートを見ながら話す時間が、ちゃんと用意されてる。シートに書いてある相手の趣味を一個だけ拾って、それ前から気になってたんですよ、で十分つながっていく。沈黙が怖いなら、相手のシートが台本だと思えばいい。

うちの回でいちばん成功率が高かった人、口下手な男性だったの。彼がやってたのは、相手の話に質問を重ねるだけ。週末は何してるんですか、へえ、それ始めたきっかけは、みたいに。自分が喋るより、相手に気持ちよく喋らせる。たぶん心臓はバクバクしてただろうに、表情には一切出さず、ただ静かに頷いて聞いてた。フリータイム明け、彼の周りに女性が二人並んでるのを見て、あ、これが正解なんだって腑に落ちたよ。

やりがちなNG、ひとつ言っておく。走行中に、気になる相手の隣へ移動しようとすること。これ、できないからね。安全のため、走ってる間は席を動けない決まりになってる。だから一回隣り合った相手とは、休憩で席が変わるまでが勝負。苦手なタイプが隣でも、その時間は逃げ場がないわけ。だからこそ、誰が隣でもとりあえず相手の良いところを一個見つける、くらいの構えでいたほうが、結果ラクになる。はぁ…って心の中でため息ついても、顔だけは穏やかに、ね。

連絡先は、解散間際じゃ遅いよ。これ意外とみんな逃すポイント。気になる人がいたら、フリータイムの終わり、まだ別れたくない空気が残ってるうちにサッと聞く。LINEひとつ、また今度さっきの話の続き聞かせてください、それで繋がる。バスを降りてから連絡先を、なんて思ってるうちに、相手はもう別の誰かと話してたりするから。

それとね、自分の話ばかりしないこと。緊張すると、用意してきた自己アピールを一気にまくし立てちゃう人がいるの。気持ちは痛いほどわかる。でも聞かされる側は、だんだん相槌が浅くなっていくんだよね。会話は、相手に七割喋らせるくらいでちょうどいい。質問が思いつかないなら、そうなんですね、それでどうなったんですか、この二つを回すだけでも会話は途切れないよ。

持ち物は最小限でいい。シートを書くペン、汗対策、それと酔い止め。バスで酔って顔色が真っ青だと、それだけで会話どころじゃなくなっちゃうから、酔いやすい自覚がある人は飲んでおくと心強いよ。荷物が多すぎて両手がふさがってると、それだけで話しかけづらい人に見えるのも、地味だけど効いてくる。

男女比は、申し込む前にこっそり見ておくといい。極端に偏ってる回は、競争率が読めないからね。男女半々に近い回のほうが、一人ひとりとちゃんと話せる時間が取れて、印象も残りやすい。主催に問い合わせれば教えてくれることも多いから、遠慮しないで聞いちゃっていいと思うよ。

フリータイムこそ本番。観光地での立ち回り

車内が前哨戦なら、観光地のフリータイムが本番。ここで流れが決まる人、ほんとに多いの。

観光地の散策も、くじ引きでグループを組んで動くことが多いんだよね。だから、気になる人といきなり二人きり、にはなりにくい。最初は数人で歩きながら、その中でゆっくり距離を測っていく感じ。あせって独占しようとすると、かえって浮いちゃうから気をつけてね。

印象に残ってる女性がいてさ。フリータイムで、気になる男性に真っ直ぐ突っ込むんじゃなくて、まず近くにいた人みんなに、写真撮りましょうか、って声をかけたの。場の空気がふっとほぐれて、気づけば自然な流れでその男性の隣に並んでた。狙ってたのバレバレなのに(笑)、嫌味がまったくない。あれは見事だったなぁ。

サービスエリアの休憩、あれは席替えのチャンスでもあるよ。車内で隣がいまいちだった人も、ここで一回仕切り直せる。逆に、気になる人と少し話せた休憩明けは、流れが切れないうちにもう一歩踏み込むタイミング。トイレ休憩を、ただの休憩で終わらせないこと。

写真は、連絡先につながる近道だったりする。一緒に撮った一枚、あとで送りますね、って言えば、それだけで自然に連絡先を聞く口実になる。気になる人がいたら、解散を待たずに撮っておく。これだけで、また会える確率がぐっと上がるの。

友達と来た人の話も、しておくね。二人で来ると、つい二人で固まっちゃう。安心だもんね、その気持ちもわかる。でもそれ、声をかける側からすると、入りづらい壁に見えてるの。女性二人組のところには男性がなかなか近づけなくて、フリータイムが終わる頃には二人でお互いの感想戦をして帰る、なんて場面、何度も見てきた。せっかく来たのにさ…。一人のほうが、声をかけてもらえる回数が段違いに多いよ。

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