社会人イベサーで知り合ったカップル、破局したカップル、片想いで終わった人、ひょんなことから結婚した人——数えきれないほどの恋愛模様を間近で見てきたが料理が上手な女性は、モテる。でもそれは、「味が美味しいから」じゃない。ここをはき違えている女性が、本当に多い。
料理上手=モテる、は本当だけど理由が全然違う
イベントの懇親会で、こんな話を聞いた。当時29歳の男性参加者、Kさん。温厚で穏やかな印象の人だった。「どんな女性が好きですか?」という話題になったとき、即答で「料理が上手な人」と言った。
でもそのあとKさんが続けた言葉が、正直すごく印象に残っている。「料理が上手とか下手とかじゃなくて、自分のために時間を使ってくれる感じがするんですよね。鍋に向かってる背中を想像するだけで、なんか…落ち着くんです」
背中、か。その言葉、頭の中でずっとひっかかってた。
男性が料理上手な女性に惹かれる理由を、表面だけで読もうとすると「家庭的だから」「食べることが好きだから」で終わる。でも実際にイベントで男性たちの会話を聞いていると、全然違う話が出てくる。
「誰かがそこにいてくれる感じ」
「自分のためにわざわざ動いてくれてる感じ」
「ちゃんと帰る場所がある気がする」
これ、料理の話をしているようで、全然料理の話じゃないよねぇ。
イベントで見えた「手料理女子」の成功と失敗
サークルのイベントでは、料理教室コラボや持ち寄りパーティー形式の企画を何度か開催した。そのたびに、面白いことが起きる。
料理が得意な女性が、必ずしも男性に刺さるわけじゃない。
28歳のAさんは、本当に料理が上手だった。プロ顔負けの盛り付け、出汁から引いたスープ。男性陣は最初「すごい!」ってなるけど、その後なんとなく距離を置く人が多かった。
なんでだろう、って当時は不思議だった。
あとでAさんと話す機会があって、そのとき胸がきゅっとなる話を聞いた。「料理を褒められると、じゃあ次はもっとすごいの作らないと、ってなっちゃうんです。なんか…競技みたいになってくる」
そう、Aさんは料理を愛情じゃなくて、自分の価値証明に使ってた。
男性はそれを察してた。すごいな、とは思う。でも「一緒にいて楽になる」とは感じなかった。
一方で、その同じイベントにいた25歳のMさんは、料理がそんなに得意じゃなかった。でも彼女、パーティーのあと男性参加者から3人に連絡先を聞かれた。
Mさんがやってたことはシンプルで。隣で切った野菜をただ褒めた。「なんかこれ切るのうまいね、私いつも形ぐちゃぐちゃになる」って言いながら、その人の動きをちゃんと見てた。料理が上手とか下手とかより、その人の存在に関心を向けているかどうか。男性が本当に欲しいのは、そっちなんよ。
「手料理で落とす」作戦が逆効果になる瞬間
手料理を武器にしようとすると、高確率でズレる。
イベントの参加者で、好きな男性に手料理を振る舞った女性が何人かいた。そのなかで、うまくいったケースとそうじゃなかったケースには、はっきり違いがある。
うまくいかなかったパターンに共通してたのは、「私がこれだけできる」という発信になってたこと。
男性の立場で考えたとき、突然クオリティの高い手料理を出されると、正直プレッシャーになることがある。「これに応えなきゃいけないのかな」「期待に沿えなかったらどうしよう」という感覚が生まれる。これ、男性から何度か聞いた。女性が「喜ばせたい」と思ってやったことが、男性には「試されてる」に変換されてることがある。
男性が本当に求めているのは、料理じゃない
男性が料理上手な女性に感じる魅力の正体は、料理のクオリティじゃなくて「その人のそばにいると、自分が自分でいられる気がする」という感覚だ。
これ、恋愛カウンセリングの現場でも同じ話が出てくる。男性の恋愛における不安の多くは、「自分がちゃんとした存在として扱われるか」「この関係は安全か」というところにある。料理が上手な女性、というイメージが持つ家庭的な温かさは、その不安を一時的に和らげている。
つまり料理は入口に過ぎなくて、男性が最終的に求めているのは「この人と一緒にいると、ほっとする」という体験そのものなんよねぇ。

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